ノート
アウトライン
木星電離圏形成に関わる
諸パラメータの重要性の検証
はじめに
木星電離圏環境とは
木星電離圏モデルの基本式
木星電離圏を形成する諸光化学反応
まとめ
本日の目的
イオンで形成された木星電離圏は外部からの変動を受けやすく不安定な環境であることがわかってきた。
では具体的にどのような変動が電離圏構造に影響を与えるか?
1.木星電離圏環境
・ H
+
,H
2
+
,H
3
+
,He
+
,炭化水素イオン類
スライド4
2.木星電離圏モデル
本モデルの基本式1
本モデルの基本式2
●運動方程式
木星熱圏環境
3.光化学反応式
3.光化学反応式
木星電離圏
3.諸反応による生成率の比較
スライド13
スライド14
スライド15
スライド16
スライド17
スライド18
スライド19
5.まとめ
1)熱圏大気下部の主成分である H
2
の光電離反応の生成率が他反応よりも〜2桁大きいため,これにより下部にH
3
+
,その上に H
+
を主成分に持つ電離圏構造が形成されることがわかった.
2)太陽光により直接生成されない H
3
+
も H
2
+
に追随して日変化を起こし,その生成量は光電離で生成される H
2
+
の量とほぼ一致する.これは,H
2
+
の消滅機構(R14), H
3
+
の消滅機構(R16)の反応係数がともに大きいためである.
3)降下粒子などの外部の影響を非常に受けやすい環境である.