hard disk backup

資源の置き方


  1. 資源の置き場所
  2. ドキュメントやバックアップファイル等の資源の置き場所は, red におけるサーバ名のグループユーザのホームディレクトリ (blue ならば /home/blue/)とする. 他のサーバ上には資源を集積しないものとする.

    それぞれのグループユーザのホームディレクトリの下には必ず conf, public_html, src を用意し, それぞれバックアップファイル置場, ドキュメント置場として用いる.

        /home/blue(or red, white, green, yellow)
                       /public_html       
    		                /doc  : 管理者向けのドキュメント置場
    				/man  : ユーザ向けのドキュメント置場
    
                       /conf              : バックアップファイル置場
    
    		   /src               : ソース置場

  3. バックアップの取り方
  4. バックアップすべきファイルは, インストールをする上で 設定作業を行ったファイルのみとする. バックアップされたファイルは, 設定項目のメモ, という意味を持つ. これらのファイルは設定作業が行われるたびに, red 上のホームディレクトリに 手動でコピーしておく.

    基本的にドキュメントを充実させることを目指し, 設定ファイルのバックアップは最小限にとどめる.

  5. システムのダンプ
  6. 各サーバのディレクトリ構造をCD-ROMに焼いてバックアップを取る。

    ■方法■

    CD-Rに書きこむ作業は大きく分けて

    1. 必要なデータを特殊なフォーマットのファイル(iso9660)をパッケージングする。(イメージファイルを作る)
    2. このファイルからCD-Rに書きこむ。
    の2つである。
    今回はイメージファイルをLinux上で作り、そのパッケージをウィンドウズ(hirame)に持っていってCD-Rに焼くことにした。

    1. Linux でイメージファイルを作成する。
      • ftp://tsx-11.mit.edu/pub/linux/packages/mkisofs/からmkisofs1.12b5.2を持ってくる。
        * mkisofs :CDイメージ作成ツールのひとつ。
                    指定したディレクトリ以下を、ディレクトリ構造を保存したままCD-Rに書きこめる
                    フォーマット(iso9660)のパッケージ(イメージファイル)にまとめてくれる。
        
      • tar コマンドを使ってファイルを解凍展開する。
         $ tar mkisofs1.12b5.2
        これをインストールする。

        −−<インストール>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
        1.configure
          展開して出来たディレクトリの中に configure があるので
          mkisofs ディレクトリの中に移動して、
            $ ./configure
          とする。
        
         *この時、ただ
            $ configure
          とだけ入力すると、パソコンはどこに「configure」があるのかわからなくて、
          エラーになってしまう。そこで上の例のように「./」をつけて
          「今いるディレクトリの中のconfigureである」
          ということを教えてあげる必要がある。
        
        2.make
          configure を実行すると、mkisofs の中に Makefile ができるので
            $ make
          を実行してプログラムファイルをコンパイルする。
        
        3.make install
          その後  
            # make install
          で これらをインストールする。これでmkisofsコマンドが認識された。
        
        * make install はルート権限でないと出来ないので注意。
        −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
        これで mkisofs コマンドを使えるようになった。
        
      • 今回は例として /home/kaorun 以下を CD-R.img というファイルにまとめる場合を考える。
         $ mkisofs -r -o CD-R.img -x /home/kaorun/fuyou /home/kaorun
                できるイメージ イメージから除きたい イメージに
                ファイルの名前 サブディレクトリ      まとめたい
                                                        ディレクトリ
        
        <オプション説明>
         -r : CD上のすべてのファイルのパーミッションを誰でも読めるように
            設定する。みんなが読めなくては誰か特定の人しかバックアップが
                出来なくなってしまう。
         
         -o : この後に書いてあるファイル名が新しくできるイメージファイルの
            名前になる。後でウィンドウズを使ってCD-Rを焼くときのために
            ファイル名には「.img」と言う拡張子をつけておく。
         
         -x : ここに’絶対パス’でサブディレクトリを指定するとCDのイメージ
                ファイルから除くことが出来る(複数指定可)。
            例の場合と、/home/kaorun のなかのfuyouというサブディレクトリ
            以下のファイルはCD-Rに入らない。
           *ディレクトリだからといって、うっかり 「fuyou/」とかしてしまうと
            うまく行かないので注意!
        
        このほかにもまだいろいろあるが、詳しくは man mkisofs 参照
        

      • これで CD-R.img というイメージファイルができあがった。

      • hirameで焼き付けを行うためにikaの/home/kaorun/serverにファイルを移しておく。
        (ikaのファイルはhirameから直接読むことが出来る。)

    2. CD-Rに焼きつける。
      あまり一般的な話ではないが、ここでは4-302にあるWindowsマシンのhirameを使った場合で話を進める。

      • 「編集」の中から「トラックイメージアイコンを挿入」を選択し、
        ネットワーク → ika → kaorun → srever
        のように進んで 、先ほど作った CD-R.img を選択。

      • CD-Rをドライブに入れて、go ボタンをクリックすると、「開始しますか?」 と出るのではいを選択。
        TOCタイプが「Auto」、書きこみ速度が「x4」になってるのを確認し、実行。

        ちょっと待つ。

      • 焼きあがったら終了し、untitledへの変更を保存しないを選択して、CD-Rの完成です。

    3. 参考文献

      ・著者:null UNIX MAGAZINE 1999/8,9 「特集 CD-Rで作るブータブルリカバりーCD」
      ・著者: Winfried Truemper 翻訳: Yoshinori Mamoto , 藤原輝嘉 LinuxでCD-Rを焼く方法

    ・HISTORY
    1999 Sep.23
    杉山 耕一朗
    sugiyama@gfd-dennou.org
    ・LAST MODIFIED
    1999 Nov.02
    高山 歌織
    kaorun@ep.sci.hokudai.ac.jp