sudo setup

sudo の設定

管理グループに属するユーザがルート権限でコマンドを実行できるようにする.

  1. sudo を用いる理由
  2. sudo を用いる理由は以下の通りである.

    専攻サーバのように管理者グループ wheel に属するユーザ全員が ルート権限を使いたい場合, 非常に有用である.

    ユーザ登録システム(gate)との兼ね合いで, この段階では サーバ構築当事者(アカウント名: mondo*)が ルート権限でコマンドを実行できるようにする.
    本格運用が始まったら, 管理者グループ wheel が作られる.

  3. 準備
  4. 2.1 確認

    sudo がインストールされているか確認する.
    確認の仕方はdpkg の使い方 を参考のこと.

  5. 設定
  6. sudo の設定ファイルは /etc/sudoers である. このファイルを書き換え, mondo* が ルート権限でコマンドを実行できるように設定する.

    # vi /etc/sudoers
    以下のエントリを追加する

    mondo1 ALL = (ALL) ALL
    mondo2 ALL = (ALL) ALL
    中略
    mondo22 ALL = (ALL) ALL
    mondo1 から順に mondo-22 まで記入する.

    ●各フィールドの意味
    ・blue-b1
    - sudo できるユーザの設定. グループを設定する場合は, "%" を先頭に付ける.
    ・ALL =...
    - ホストに対する許可 ( /etc/sudoers にホストに関するエイリアスを書かない限り ALL にしておけばいいようだ.)
    ・(ALL)
    - sudo されるユーザ名 (ALL ならば全てのユーザ権限, つまりルート権限を使うことができる. sugiyama と書くならば sugiyama というユーザの権限で コマンドを実行できる. )
    ・ ALL
    - 利用できるコマンドの制限 ( ALL ならばカッコで括ったユーザの使える 全てのコマンドを利用できる.)

  7. 使い方
  8. $ sudo (コマンド)
    ルート権限でコマンドを実行できる. パスワードが聞かれるが, それには 自分のパスワードを答える.
    例) $ sudo vi /etc/sudoers

    $ sudo -s
    こうするとプロンプトが # に変わる. exit するまでルートのままでいられる.

    $sudo -u (ユーザ名) (コマンド or -s)
    -u オプションを付けてユーザ名を指定すると, 指定したユーザ権限でコマンドが実行できる.

  9. 参考資料
  10. ・杉山耕一朗, 高橋共馬
    sudoers(blue 作業報告), 専攻サーバ構築プロジェクト(epnetfan)
    $ man sudoers (オンライン マニュアル)
    sudo の設定ファイル /etc/sudoers の書き方が書かれている.
    例が豊富に書かれているのでかなり使える.

LAST MODIFIED
1999 Sep.05

杉山耕一朗
sugiyama@gfd-dennou.org