%================================================================= % 地球惑星専攻サーバ トラブルカルテ % 日付 : 2001/04/06 % サーバ : WWW, メール % 文責 : やまだ まなぶ %----------------------------------------------------------------- ■ 症状 誤って専攻サーバアカウント登録廃止手続きをしてしまったユーザがいる. 今までのファイルを使用したいとの申し出があった. ■ 原因 ユーザの保証人を変更する方法はユーザ登録変更で 保証人の欄を変更するだけである. しかし一度ユーザを廃止しなくてはならないと勘違いしている ユーザが多い模様. ■ 対応 (Apr 5 20:25:12 JST 2001) 0)誤ってユーザ登録抹消をしてしまった. とのメールを受ける(ここでは miss_user と呼ぶことにする). 1)gate の挙動に詳しい者がいなかったので 誤って登録抹消をしてしまったユーザの バックアップ用ホームディレクトリを 安全なディスク空間にコピー. (Apr 6 18 -- JST 2001) 2) gate 登録サーバにてユーザ登録廃止済(defunct)領域にある ユーザデータファイルを利用中(stable)領域へ移動. # mv /home/gate/userdb/defunct/miss_user /home/gate/user/stable/. 3) gate 登録サーバからクライアントサーバへ情報を送り, 新たにアカウントを生成させる. # /usr/local/lib/gate-daily 4) www, mail サーバに miss_user の アカウントが生成されていることを確認する. 5) www, mail サーバにて 安全なディスク空間にコピーされていた miss_user さんの ファイルたちを /home/miss_user に移す. 6) コピーしたファイルのパーミッションを確認する. (後日) 7) 新しく生成した miss_user のパスワードは 一番最初に cgi で生成されたパスワードとなっているので 変更するためにこちらに来てもらう必要がある. ■ 対策 保証人を変えるだけの場合用ドキュメントを作るとよいかも. (登録更新 FAQ などがあるとよい) または, 登録更新アナウンス時に注意を促す? ■ 解説 専攻サーバユーザ/DNS 登録システム (gate システム) では ユーザ登録消去申請があると, そのユーザの作業領域(ホームディレクトリ) を完全に消去する. ただし, ホーム領域のバックアップをとっているので, 誤った登録消去後の バックアップが行われる前であればある程度の復帰が可能である. なおバックアップのタイミングは /etc/crontab で決まっている. なお過去に専攻サーバに登録されていたアカウント名は 使用できない. これは誤ったメール配送を防ぐためである.