%=============================================================== % 地球惑星専攻サーバ トラブルカルテ % 日付: 2003/10/17 % サーバ: FTP % 文責: 志藤 文武 %--------------------------------------------------------------- ■履歴 2003/09/08 09:00 HDD故障の前兆が出はじめる 2003/09/12 18:00-- HDD不具合のため、debパッケージの公開を停止 この間、HDDの選定作業などを行う 2003/10/17 17:00-- HDD交換のため、サーバを停止 2003/10/17 24:00 FTPサーバ公開領域復旧を完了 ■症状 ログを解析した結果、9/08(月)の09:00頃よりI/O ERROR が出続けていることが判明。 FTPサーバのHDD(/dev/hde)に不良セクタが多数存在することが原因であった。 (なお、不良セクタがあったHDDは主にDebianの公開領域用に利用) HDD(/dev/hde)の不良セクタは修復できず、HDDが故障したという結論に達した。 ■対応 9/12(金)17:00、HDD(/dev/hde)を umount し、deb パッケージの公開を停止 代わりのHDDを選定し、購入。 ■交換作業 - FTP サーバの停止 - HDD の交換 - 新HDDのフォーマット - ディレクトリ構成組みなおし - 公開領域データの復旧 ■作業詳細 10/17(金)17:00、HDD交換作業を行う。 - FTP サーバの停止 anonymous login しているユーザがいないことを確認し、proftpd のプロセスを kill する。そして、 # halt - HDD の交換 故障したHDDを購入したHDDと交換する。ここで、HDDジャンパーピンの設定に注意 する。FTPサーバを起動し、BIOS レベルで HDD が見えていることを確認する。 - 新HDDのフォーマット # cfdisk -c /dev/hde   で、新 HDDにパーティションを作成。全領域を hde1 に割り当てる。 # mke2fs -c /dev/hde1 で、HDD をフォーマットする。 /etc/fstab を編集し、サーバ起動時に /dev/hde1 が、 /home/ftp/.hd03 とマウントされるようにする。 # reboot - ディレクトリ構成組みなおし 新HDD に Debian および Vine のパッケージ郡をまとめる。くわしくは以下。 http://www.ep.sci.hokudai.ac.jp/~epftp/y2003/fmirror/mirror.txt - 公開領域データの復旧 # fmirror -f /etc/fmirror/debian.conf で、debian 公開領域を復旧。設定ファイルについては、以下を参照のこと。 http://www.ep.sci.hokudai.ac.jp/~epftp/y2003/fmirror/fmirror_config.html