本ドキュメントは DNS サーバに
X Window System を導入・設定する際の手引である.
以下のパッケージをインストールする.
なお, 以下は必要最低限なので管理者の好みに合わせて
使いやすいように設定して欲しい.
[1.1] インストールするパッケージリスト
パッケージ |
解説 |
x-window-system-core |
X window system を作動させるのに必要なパッケージ.
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xserver-mach64 |
X サーバとして ATI RAGE XL を用いるためのパッケージ.
これに付随して多くの X 関係のパッケージがインストールはずである.
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xfonts-100dpi, xfonts-75dpi, xfonts-base, xfonts-scalable |
X 上で表示されるフォントを提供するパッケージ
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xterm, kterm, krxvt |
X 上で動作するターミナル.
xterm は 1 bite 文字のみ表示可能で,
kterm, krxvt は 2 bite 文字 (日本語) を表示可能である.
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[1.2] 設定
debconf で X の設定を行う.
X の設定を行うには, debconf と XF86config の 2 通りがある.
XF86config はそれだけではうまく行かないことが多いので,
debconf から X の設定を行う.
パッケージをインストールすると
「Manage X server wrapper configuretion file with debconf?」
と聞かれるので「Yes」を選択する.
さらに,
「Manage XFree86 server cnfiguretion file with debconf?」
と聞かれるので「Yes」を選択する.
この後, X の設定に関していくつか質問される.
質問に対する応答は以下の通りである.
- XKB の設定 : xfree86
- キーボードモデル : jp106
- キーボードレイアウト : jp
- キーボード variant : (空欄)
- キーボードオプション : (空欄)
- マウスのポート : /dev/psaux
- マウスの選択 : PS/2
- モニタが LCD デバイスか : Yes
- モニタの解像度選択方法 : Medium
- ビデオモード : 1024x768 @ 70Hz
- 使用するモード : 1024x768 @ 70Hz
- 色数 : 16
[1.3] 動作確認
最後に, 設定がうまくいったか確認するために以下のコマンドを実行する.
(※ 一般ユーザでおこなうこと!!)
$ startx ![[Enter]](./images/return.gif)
これで X が起動すれば良い.
以下のパッケージをインストールする.
なお, 以下は必要最低限なので管理者の好みに合わせて
使いやすいように設定して欲しい.
[2.1] インストールするパッケージリスト
パッケージ |
解説 |
x-window-system-core |
X window system を作動させるのに必要なパッケージ.
|
xserver-svga |
X サーバとして SVGA を用いるためのパッケージ.
これに付随して多くの X 関係のパッケージがインストールはずである.
|
xfonts-100dpi, xfonts-75dpi, xfonts-base, xfonts-scalable |
X 上で表示されるフォントを提供するパッケージ
|
wmaker |
Window Manager の一つ.
これは完全に現管理者の好みなので, afterstep や twm など
管理者の自由に選んで欲しい.
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xterm, kterm, krxvt |
X 上で動作するターミナル.
xterm は 1 bite 文字のみ表示可能で,
kterm, krxvt は 2 bite 文字 (日本語) を表示可能である.
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[2.2] 設定
[2.2.1] 確認
パッケージ xserver-svga を
インストールした際に, 「デフォルトの X サーバを SVGA にしますか?」
という質問に Yes と答えているならば
以下の作業を行う.
そうでない場合は, 一度 xserver-svga
をアンインストールした後, 再度インストールし, SVGA を
デフォルトの X サーバにすること.
[2.2.2] xf86cfg による設定
DNS サーバの場合, ビデオカードが特殊なので,
本来の X 設定ツールである xf86cfg や xf86config
ではビデオカードを認識できないかのうせいがある.
そこで xf86cfg (xf86config でも良いが)
で大まかな XF86Config ファイルを生成し,
手書きでビデオカードに関する記述を加える.
以下で xf86cfg を起動する.
# xf86cfg ![[Enter]](./images/return.gif)
以下のように設定を行う.
(以下はまだ完成していない).
[2.2.3] /etc/X11/XF86config
の書き換え
/etc/X11/XF86config
に以下の記述を加え,
対応する部分をコメントアウトする.
Section "Keyboard"
Protocol "Standard"
XkbRules "xfree86"
XkbModel "jp106"
XkbLayout "jp"
Section "Device"
Identifier "Chips & Technologies 69000 PCI"
VendorName "Chips & Technologies"
BoardName "69000 PCI"
VideoRam 2048
Clocks 25.175 28.322
Option "hw_cursor" # a function of CT69000
Option "no_stretch"
Option "lcd_center" # This line is Important.
EndSection
Section "Screen"
Driver "svga"
Device "Chips & Technologies 69000 PCI"
Monitor "My Monitor"
DefaultColorDepth 16
Subsection "Display"
Depth 8
Modes "800x600"
ViewPort 0 0
EndSubsection
Subsection "Display"
Depth 16
Modes "800x600"
ViewPort 0 0
EndSubsection
Subsection "Display"
Depth 24
Modes "800x600"
ViewPort 0 0
EndSubsection
Subsection "Display"
Depth 32
Modes "800x600"
ViewPort 0 0
EndSubsection
EndSection
※ 参考資料
[2.3] 動作確認
最後に, 設定がうまくいったか確認するために以下のコマンドを実行する.
(※ 一般ユーザでおこなうこと!!)
# startx ![[Enter]](./images/return.gif)
これで X が起動すれば良い.