本ドキュメントは 専攻FTPサーバに OS(Debian GUN/Linux 3.0) を install する際の手引きである.
OS インストールのために, インストール CD を作成する。 Debian GNU/Linux インストールの前作業 (2004年度 情報実験第9回資料)を参照し、CD を作成する。
ネットワークカードは 2 枚差してインストールを行う.
電源スイッチを ON にする.
画面の下に BIOS SET UP のメッセージが出たら Del キーを押して BIOS 設定画面にする.
表示される BIOS設定画面のメニューから,
(今回のインストールメディアは CD であるため,CD を最初に読み込むように 設定する.)
作業終了後は BIOS 設定画面から『SAVE & EXIT SETUP』 を選択し終了する.
作成した CD を CD-ROM ドライブに入れ, コンピュータを起動させる.
「boot:」と表示が出たら,
vanilla
(Enter キー)とする.
デフォルトのインストール CD は, SCSI デバイスのモジュールが 組み込まれていないがこのオプションをつけることで、組み込む事ができる.
Release Note が表示されるので, 眺めて気分を味わう.
Debian の開発者達に十分感謝した上で <Continue>を選択・
(Enterキーを押す)。
インストールに関するメインメニューが表示される. このメニューを使って, Debian の各設定とインストールを行う. 通常「Next: 」の欄を選択していけ ばよい.
まず「Next (キーボードの設定)」を選択/決定し, 「qwerty/jp106: Japan」を選択/決定する.
パーティションを作成するハードディスクを選択する. /dev/sda, /dev/sdb が表示されるのでパーティションを作成する.
ハードディスクが出荷状態(つまりなにも記憶されていない状態)の場合にあらわれる質問には, 次のように答える.
次に, cfdisk が表示される.
この画面では, 十字キーの左右で実行項目(コマンド)の選択を, 十字キーの
上下で操作対象となるパーティションの選択を行う.
(Enter キー)を押すと, 現在選択中の項目(コマンド)の実行を,
対象パーティションに対して行う.
以下のようにパーティションをきる
Name Flags Part Type FS Type [label] Size(MB) ------------------------------------------------- sda1 Boot Primary Linux 5000. sda2 Primary Linux 13400. sda3 Primary Linux 17000. sdb1 Primary Linux 5000. sdb2 Primary Linux 13400.
パーティションを切ったら, パーティション情報をディスクに書き込むために Write を選択し, 書き込まれたら Quit を選択して cfdisk から抜ける.
スワップパーティションを作成しなかったので, メニューの "Next" には再度 "Partition a Hard Disk" が表示される. メモリの容量が十分にあるので, スワップ領域は作らない.
「Alternate: Do Without a Swap Partition」 を選択/実行する.
「Next: Initialize a Linux Partition」を選択/実行する.
を選択(OK)する.
kernel 2.0 ベース向けに互換性を持たせるか, と尋ねられた場合, その必要がないので, 「No」を選択する. (Debian 以外の Linux ディストリビューションと共存する場合には「Yes (互換性を持たせる)」を選択する) これ以外の項目はすべてデフォルトのままでよい. 最後にマウントポイントを (/) にするか聞いてくるので Yes を選択する.
次にメニューに戻り, /dev/sda2 も初期化する. 「Alternate: Initialize a Linux Partition」を選択/実行する. /dev/sda2 を選択(OK)する.
/dev/sda1 と同様に選択する. 同様の作業を全パーティションに 繰り返す。マウントポイントは,
「Next: Install Operationg System Kernel and Modules」 を選択/決定する. インストール CD が検出され,このディスクを 主インストールメディアとして利用するか聞かれるので, Yes を選択する.
「Next: Configure Device Driver Modules」を選択/決定. 以下のモジュールをインストールする. 終わったら次の設定へ
「Next: Configure the Network」を選択/決定する. 途中で聞かれる「DHCP を使いますか」という質問には, No を選択する. ネットワークの設定項目に関しては IP list を参照.
入力項目 | 入力内容 |
---|---|
ホスト名 | 「Choose the Host name」でホスト名(midori)を入力. |
IP アドレス | 「Choose the IP Address」で適宜 IP アドレスを入力. |
ネットマスク | 「Choose the Network Mask」で適宜 ネットマスクの値を入力. |
ゲートウェイ | 「What is your IP gateway adress?」で
ゲートウェイアドレスの値
を入力. 通常は正しい値を勝手に表示してくれる. |
ドメイン名 | 「Choose the Domain name」で FQDNからマシン名を除いたドメイン名 ep.sci.hokudai.ac.jp を入力 |
DNS サーバ |
DNS サーバアドレスを聞いてくるので
DNS サーバの IPを入力. 複数の DNS サーバを指定する場合は, アドレスを空白で区切る. |
「Next: Install the Base System」を選択/決定.
インストールメディア を聞かれるので,
network を指定する.
パスには,
ftp://ftp.ep.hokudai.ac.jp/pub/Linux/Debian/debian
と入力する.
「Next: Make Linux Bootable」を選択/決定する. Linux のブートローダである LILO をインストールする場所を聞かれるので, /dev/sda1 を選択する.
すると MBR へインストールするかと確認されるので, Yes を選択する. 続いて /dev/sda1 の Debian システムをデフォルトで起動するかと聞かれるので, Yes を選択する.
起動用 FD は作らないので 「Alternate: Reboot the System」を選択する.
「システムを再起動しますか?」と聞かれるので, Yes を選択する. 自動的にリブートするので, OS がシャットダウンし終わったら, CD は取り出しておく.
再起動すると以下の質問が行われます.
Asia, Tokyo
No
パスワードを暗号化するプログラムとして md5 を用いるかどうかを聞いてくるので No を選択する. md5 の方がデフォルトの crypt 暗号アルゴリズムよりも安全である. しかし gate 登録システムが crypt 形式を採用しているので md5 の方は選択しない.
Shadow Password を用いるかどうか聞いてくるので Yes (デフォルト)を選択.
ルートのパスワードを設定するように要求される のでしかるべく設定する.
最初のユーザを設定するように尋ねられるが, 後でまとめて登録するので No を選択する.
PPP は使わないので No (デフォルト)を選択する.
パッケージのインストール画面では,
先ずどのメディアからインストールするかを設定する.
ここでは
deb ftp://ftp.ep.sci.hokudai.ac.jp/pub/Linux/Debian/debian woody main contrib non-free deb ftp://ftp.ep.sci.hokudai.ac.jp/pub/Linux/Debian/debian-jp woody-jp main contrib non-free deb ftp://ftp.ep.sci.hokudai.ac.jp/pub/Linux/Debian/debian-non-US woody/non-US main contrib non-free deb ftp://ftp.ep.sci.hokudai.ac.jp/pub/Linux/Debian/debian woody-proposed-updates main contrib non-free deb ftp://ftp.ep.sci.hokudai.ac.jp/pub/Linux/Debian/debian-security woody/updates main contrib non-free
設定が終了すると, パッケージのリストをダウンロードし始める.
ダウンロードが終了すると [Add another source.list?] と聞かれるので No を選択する.
security.debian.org からセキュリティアップデイトをしますか と聞かれるので No を選択する.
[ Run tasksel?] と聞かれるので No を選択する.
[ Run dselect?] と聞かれるので Noを選択する.
psmcia-ca を消していいか? と聞かれるので, Yesを選択する.
exim の設定に関して, 5を選択する.(後に設定する)
パッケージの install が始まる.
最終更新日: 2005/04/08 小川 涼子 | Copyright © 2004 epftp |