本文書は FTP サーバにおけるカーネル再構築の手引きである.
カーネル再構築の目的は以下の通りである.
以下のパッケージがインストールされていることを確認する. なければインストールする
以下のいずれかの FTP サイトから カーネルのソースをダウンロードする。
2004 年度 epftp サーバ再構築の際には、epftp サーバから linux-2.4.25.tar.gz をダウンロードする。
カーネルのソースは、「linux-2.4.??.tar.gz」(??は数字)という名のファイルのうち 一番更新日時が新しいものを(??の数字が大きなもの)ダウンロードする。 ファイルのサイズが 25MB - 40MB なので、ネットワーク的に近いFTP サイトを利用 しないと、膨大な時間がかかる。なお、2003年度FTPサーバ再構築時の最新版は linux-2.4.20.tar.gz。
# cp /home/mondo10/linux-2.4.25.tar.gz /usr/src
# cd /usr/src/
# tar xvzf linux-2.4.25.tar.gz
# mv linux-2.4.25 kernel-source-2.4.25
# ln -s kernel-source-2.4.25 linux
# cd linux
# make menuconfig
を実行し,次の項目を有効にする.
設定が終わったらExitを選択. Do you wish to save your new kernel configuration? でyesと答える
# make dep
# make-kpkg clean
# make-kpkg --revision $hostname$date kernel_image
リヴィジョンナンバー($hostname$date)は適当につける. midori20040218 などと、 ホスト名 + 日付 とするとよいだろう。 5 分程度でカーネルのパッケージが作成されるので次のようにしてインストールする.
# dpkg -i /usr/src/kernel-image-2.4.25_$hostname$date_i386.deb
インストール時に boot floppy を作成するか聞かれるのが, この方法では作成できない. 質問への答えはデフォルトで良い.
きちんと起動することを確認する. さらに
# dmesg | lessで カーネルが新しいものに変わっているかを確認すること.
/etc/modules内の, 起動時にインストールされるモジュール名をコメントアウトする. (これらの機能はすでにカーネルに組み込まれているので, モジュールとしてインストールすることはできない).
最終更新日: 2005/04/09 小川 涼子 | Copyright © 2004 epftp |