rsync を用いるとローカル及びネットワーク越しにデータをバックアップすることができます.fmirror と比べ,動作は軽快で設定も簡単です. 差分ミラーリングも容易でネットワークへの負荷が小さいので,rsync サーバが用意されている場合には,出来る限り rsync を用いたミラーリングを行います.
現在, rsync でミラーリングしているのは, cygwin, kernel_v26 です.
rsync のインストールは
とすればよい.
下は, rsync://mirror.hogehogehoge.net (←架空のサーバです)から cygwin ディレクトリ を /home/ftp/.hd05/cygwin ディレクトリにミラーリングするためのシェルスクリプトです.
2行目,3行目は単なるコメントです.何をするためのスクリプトなのか,すぐに分かるようにしておきます.
基本的な構文は
です.
オプションについての詳細はMediaweb-rsyncコマンドの使い方が参考になります.
上記の内容が書かれたシェルスクリプトを適当な名前で保存(今回は cygwin.rsm として,/etc/rsync_mirroring に保存.サフィックスの rsm は RSync Mirroring から.)し,実行ファイルとして扱えるようにパーミッションを切ります.
前節で作成したシェルスクリプトを cron に登録し,定期的にミラーリングを行うようにします.
によって cron の編集エディタを立ち上げ,
という行を追加すればOKです.
crontab の書式は,左から順に
となっています.上の例では,毎週水曜日の午前2時12分にシェルスクリプトが実行されます.
現在の crontab は
となっています.
これでミラーリングの設定は終わりです.
次は gate のインストールです.