本ドキュメントは専攻mailサーバに OS(Debian GUN/Linux 3.0) を install する際の手引きである.
インストール用のメディアとして, Debian GNU/Linux のインストール用ディスク(以下, メディア)を用いる. 今回はwww 班が作成したメディア(CDROM)を使わせてもらうので mail 班では作成する必要はない.
電源スイッチを ON にする.
画面の下に BIOS SET UP のメッセージが出たら Del キーを押して BIOS 設定画面にする.
表示される BIOS設定画面のメニューから,
(今回のインストールメディアはCDROMであるが, この設定で FDD にフロッピーが入っていない場合は CD-ROM, HDD の順に BOOT を試みる).
作業終了後は BIOS 設定画面から『SAVE & EXIT SETUP』 を選択し終了する.
CDROMをフロッピーディスクドライブに入れ, コンピュータを起動させる.
「boot:」と表示が出たら
「bf24」と打ち込み(Enter キー).
デフォルトのカーネルでは内蔵SCSIHDDを認識してくれない. 従ってbf24カーネルを使う.
Release Note が表示されるので, 眺めて気分を味わう. Debian の開発者達に十分感謝した上で <Continue>.
インストールに関するメインメニューが表示される. このメニューを使って, Debian の各設定とインストールを行う. 通常「Next: 」の欄を選択していけ ばよい.
まず「Next (キーボードの設定)」を選択/決定し, 「qwerty/jp106: Japan」を選択/決定する.
パーティションを作成するハードディスクを選択する.
ハードディスクを選択すると cfdisk が表示される.
この画面では, 十字キーの左右で実行項目(コマンド)の選択を, 十字キーの
上下で操作対象となるパーティションの選択を行う.
(Enter キー)を押すと, 現在選択中の項目(コマンド)の実行を,
対象パーティションに対して行う.
ハードディスクが出荷状態(つまりなにも記憶されていない状態)の場合, cfdisk はしばしばパーティションテーブルを捜し出せないことがある. この場合, "Bad signature on the partion table" というエラーメッセージが表示され cfdisk によるパーティション作成が行えないこともある. 幸運なことに, 今年度の専攻サーバに使用されているハードディスクでは エラーメッセージは表示されるもののパーティション作成は行なえた. パーティション作成が行なえない場合には, 『[Appendix] fdisk によるパーティション 作成』 (2000年度専攻サーバ基本部分構築ガイド) を参照されたい
作成するパーティションは 『ハードディスクのシステム構成』 を参照されたい. この際, システム領域(/)として使用する予定の領域に boot フラグを つけ忘れないようにすること.
パーティションを切ったら, パーティション情報をディスクに書き込むために それぞれ Write を選択し, すべて書き込まれたら Quit を選択して cfdisk から抜ける.
スワップパーティションを初期化し有効にする. メモリの容量が十分にあっても, debian では作成することが推奨 されている.
「Next: Initialize a Linux Partition」を選択/実行する.
を選択(OK)する.
ファイルシステムの選択を行います.今回の再構築では パーティションのファイルシステムは全て 「ext2」 を使用します.
マウントポイントの選択は 『ハードディスクのシステム構成』 を参照されたい.
次にメニューに戻り, 残りの領域(/dev/sda2, /dev/sdb1, /dev/sdb2)も順次初期化していく. 「Alternate: Initialize a Linux Partition」を選択/実行する.
「Next: Install Operationg System Kernel and Modules」 を選択/決定する. 自動的にCDROMを検出してくれる.「CDROM」 をインストールメディアとして使用しますか?の問いには Yesを選択する.
「Next: Configure Device Driver Modules」を選択/決定. 以下のモジュールをインストールする. 終わったら次の設定へ
この時点ではOSがネットワークデバイスを認識していない. よってここではホスト名のみ設定 する.ホスト名はusuzumi.
「Next: Install the Base System」を選択/決定. 自動的にCDROMからのインストールがはじまる.
「Next: Make Linux Bootable」を選択/決定する. Linux のブートローダである LILO をインストールする場所を聞かれるので, /dev/sda1 を選択する.
すると /dev/sda のMBR へmbrをインストールするかと 確認されるので, Yes を選択する. 続いて /dev/sda1 の Debian システムをデフォルトで起動するかと聞かれるので, Yes を選択する.
起動用 FD をつくること.
起動用 FD をつくること. 「Alternate: Reboot the System」を選択する.
「システムを再起動しますか?」と聞かれるので, Yes を選択する. 自動的にリブートするので, OS がシャットダウンし終わったら, CD-ROM やフロッピーは取り出しておく.
再起動すると以下の質問が行われます.
パスワードを暗号化するプログラムとして md5 を用いるかどうかを聞いてくるので No を選択する. md5 の方がデフォルトの crypt 暗号アルゴリズムよりも安全である. しかし gate 登録システムが crypt 形式を採用しているので md5 の方は選択しない.
Shadow Password を用いるかどうか聞いてくるので Yes (デフォルト)を選択.
ルートのパスワードを設定するように要求される のでしかるべく設定する.
最初のユーザを設定するように尋ねられるが, 後でまとめて登録するので No を選択する.
PCMCIA は使わないので Yes (デフォルト) を選択。
PPP は使わないので No (デフォルト)を選択する.
パッケージのインストール画面では,
先ずどのメディアからインストールするかを設定する.
ここでは
security.debian.org からセキュリティアップデデイトをしますか と聞かれるがここでもNo を選択。
「run dselect?」 に対して Yes を選択。 sudo を加えること.
パッケージの install が始まる.
最終更新日: 2002/03/10 佐々木洋平 | Copyright © 2002 epcore |