qmail の停止方法

作業

1. サーバ停止をユーザにアナウンス
   

   1週間程度の余裕を持たせるのが望ましい.

2. 停止の一時間ほど前にバックアップを一度行っておくと時間の節約になる (ログアウトしても処理を中断させない)
   

   # nohup /etc/cron.daily/rsync &
   

3. 直前のサーバー停止のアナウンス
   

   # wall
   This system will shutdown at ??:??
   Please logout
   

4. ログインしているユーザを強制的にログアウト

   ユーザへの告知は済んでいるので, ログインしている ユーザのプロセスを強制的に kill する.

   # kill -KILL UID
   

5. tcpserver の停止
   

   tcpserver 関連の PID を確認 (左から 2 つ目に表示されるものが PID)

   $ ps aux | grep tcpserver
   

   tcpserver の停止

   # kill -TERM /usr/bin/tcpserver -v -x /etc/tcp.smtp.cdb -u 108 -g 109 0 smtp /var/qmail/bin/qmail-smtpd のPID
   
   # kill -TERM /usr/bin/tcpserver -v -u 0 -g 0 0 pop-3 /var/qmail/bin/qmail-popup grey.ep.sci.hokudai.ac.jp /bin/checkapoppw /var/qmail/bin/qmail-pop3d Maildir のPID
   
   # kill -TERM /usr/bin/tcpserver -v -u 0 -g 0 0 imap2 /usr/local/sbin/imapd のPID
   

   tcpserver プロセスが停止したことを確認

   $ ps aux | grep tcpserver
   

6. メールキュー内のメールを排出. 同時にqmail のプロセス停止.

   # kill -TERM qmail-send のPID
   

   メールキュー内のメールが 0 になったことを 確認.

   # /var/qmail/bin/qmail-qstat
   

   qmail プロセスが停止したことを確認.

   $ ps aux | grep qmail
   

7. ネットワーク線を抜く

8. バックアップ

   # /etc/cron.daily/rsync
   # sync 
   (数回実行)
   

9. 電源OFF

   # shutdown -h now 
   

起動時の手順

2010/12/17現在のもの

1. 起動前に, 外付け HDD と LAN ケーブルを外す
2. 電源を入れて起動を確認しログインした後に, 外付け HDD を接続する
3. その後, LAN ケーブルを接続
4. png が届くことを確認

参考文献

• qmailのページ
  
• 「qmail メールサーバの構築」Richard Blum 著