セキュリティ対策


1. 何をすべきか ?

専攻サーバではセキュリティ対策として の 2 点を心掛けている.

2. パスワード認証方式はセキュアな方法を取る

2.1 telnet および ftp に関して

telnet および ftp を使ったログインはネットワーク上にパスワードが生のままで流れてしまうので, 使用を許可していない. 専攻サーバでは ssh を用いてログインする.

2.2 メールパスワード

専攻サーバのメール環境は POP および IMAP をサービスしている. これらに使われるパスワードがネットワーク上に生で流れないように, 暗号化している. 詳細は 『qmail によるメールサーバの構築』を参照のこと.

3. 不必要なネットワークサービスが立ち上げないようにする

専攻サーバでは, セキュリティー的な穴をできるだけ作らないために, 不必要なネットワークサービスを極力行わないこととする. ネットワークサービスは以下のように起動される.

3.1 /etc/inetd.conf の編集

/usr/sbin/inetd によって起動されるネットワークサービスのうち, 必要の無いものを全て起動しないようにする. inetd (インターネットデーモン)は 同時に多数のネットワークポートでの 接続要求を待ち, 接続が完了された段階で要求に応じて適切な TCP サーバ, UDP サーバを起動する. inetd は起動時に /etc/inetd.conf ファイルを読み込み, 実行すべきネットワークサービスを決定する.

/etc/inetd.conf を編集して不必要なサービスが上がらないようにする.

# vi /etc/inetd.confEnter

必要のないサービスの行をコメントアウトする. サーバソフト(qmail 等)をインストールする前では, すべてコメントアウトする.

/etc/inetd.conf を編集したら編集した内容を反映させるため, inetd のプロ セスを再起動する.

# /etc/init.d/inetd restartEnter

3.2 /etc/init.d/

sunrpcを止めておく.
# /etc/init.d/portmap stop

# chmod 000 /etc/init.d/portmap

/etc/init.d/ の下に関しては管理者がしっかりと把握し, 常におかしなものが起動していないかどうかチェックする必要がある. ps コマンドでどのようなデーモンが動いているか調べることが必要である. 特に NFS, NIS を立ち上げた状態にしてはならない.


最終更新日: 2012/10/02 三上 峻 Copyright © 2000-2012 epcore