Debian GNU/Linux etch インストールガイド

本ドキュメントは EP mail サーバに OS(Debian GUN/Linux 11.0) を install する際の手引きである.


目次

  1. 準備
  2. 基本システムのインストール
  3. 参考文献

1. 準備

[1.1] インストールメディアの作成

インストール用のメディアとして, USBを用いた. Debian GNU/Linux のインストール用ディスク(以下, メディア)を用いる.
イメージはDebian JP Projectが作成した
http://www.debian.or.jp/
から入手する. そこにある最新版のネットインストールイメージ を取得し, CD-R に焼く.


2. 基本システムのインストール

[2.1] BIOS の設定

USBを指し、電源スイッチを ON にし、画面の下に BIOS SET UP のメッセージが出たら Del キーを押して UEFI/BIOS(以下BIOS) 設定画面にする。

advanced optionを選択 起動を選択 boot overwrite 起動順序 #1をUEFI:USB: UFD2.0 Slicon-Power4G 1.00に設定 出口を選択 設定変更内容を保存して再起動を選択 表示される BIOS設定画面のメニューから, 『BIOS FEATURES SETUP』を選択し,
『BOOT Sequence』の項目が 『Floppy, DVD-RAM, SCSI/Onboard〜』 の順になっていることを確認する.
設定がこれ以外場合には変更すること
(今回のインストールメディアは CD であるが, この設定で FDD にフロッピーが入っていない場合は DVD-RAM, HDD の順に BOOT を試みる). また,[Advanced] の[Onboard device Configulation] の[Onboard PCIE Gbe LAN]を [Enabled]から[Disabled] に変更する.

作業終了後は BIOS 設定画面から『SAVE & EXIT SETUP』 を選択し終了する.


[2.2] 起動とパラメータ

CD を DVD ドライブに入れ, コンピュータを起動させる.


[2.3] インストール

インストールに関するメインメニューが表示される. このメニューを使って, Debian の各設定とインストールを行う.
通常「続ける (Continue)」の欄を選択していけばよい.

Installer boot menu の中から, Graphical install を選択.

2.3.1 言語の選択 - Choose language

「日本語」を選択する.

2.3.2 場所の選択

「日本」を選択する.

2.3.3 キーボード配置の選択

「日本語」を選択する.

2.3.4 ネットワークの設定

mail サーバには ネットワークインターフェースが2 つ用意されているが(1 つオンボード, 1 つNIC), 取り付けられているが, 「Intel Corp. 82574L Gigabit Ethernet Network Connection」 の方を選択する.

DHCP によるネットワークの自動設定に成功するが、戻るを選択。 「ネットワークを手動で設定」を選択する.
ここでは、epサーバーの情報を設定する。あとでサーバ入れ替え時にusuzumiもしくは grey に変更する.

IPアドレス : 133.87.45.23
ネットマスク : 255.255.255.0
ゲートウェイ : 133.87.45.1
ネームサーバ : 133.87.45.70 133.87.45.66 133.87.1.11 (3 つのアドレスは空白で区切る)
ホスト名 : silver
ドメイン名 : ep.sci.hokudai.ac.jp

また, 以下の二つは自動で設定される.
ブロードキャスト : 133.50.161.255
ネットワーク : 133.50.160.0

2.3.5 ルートのパスワードのセットアップ

root のパスワードを設定する.

2.3.6 ハードディスクのパーティショニング

強制的に はいを選択

sda

ガイドによるパーティショニングを選択 ディスク全体によるパーティショニングを選択 すべてのファイルを1つのパーティショニングに を選択 作成するパーティションは

sdbを選択

空のパーティショニングを作成しますか?にはいを選択 sdbを選択 新しいパーティショニングを選択 4.0TB マウントポイント/bkに書き換える パーティショニングの設定を終了 パーティショニングの終了とディスクへの変更の書き込み ディスクに変更を書き込みますか?はいを選択 『ハードディスクのシステム構成』パーティショニングの設定 [txt] を参照されたい.

sda1 のマウントポイントはルートファイルシステム(/)に変更する.
この際, ルートファイルシステム(/)として使用する予定の領域 (/dev/sda1) のパーティション設定で, 起動フグをオンにするのを忘れないこと.
また, sdb のマウントポイントを設定する際, /bk は選択肢に無いので手動で設定すること.

今回の再構築ではパーティション設定の利用方法は全て 「ext4」 ジャーナリングファイルシステムを使用する.
また, パーティションの初期化は「初期化」に設定すること.

パーティションを切ったら, パーティション情報をディスクに書き込むために 「パーティションのセットアップ終了」を選択し, 「パーティショニングの終了とディスクへの変更の書き込み」で書き込む.

2.3.7 アーカイブミラーの選択

Debian アーカイブミラーの国は日本を選択し, 次に dennou-k.gfd-dennou.org を選択する.
HTTP プロキシの情報は空のまま次に進む.

もし, 「正しくないアーカイブミラーです」というエラーが出た場合は, ネットワーク線の差し間違いなどをチェックすること.

2.3.8 基本システムのインストール

Debian パッケージ利用調査に参加しますか? という質問で いいえ を選択する.

ソフトウェアの選択では, 標準システム だけを 選択する.

2.3.10 インストールの完了, 再起動

再起動する.

2.3.11 ユーザとパスワードのセットアップ

一般ユーザを一人追加し, パスワードを設定する. mondo アカウントを作成した場合には, gate の仕様上UID を40000 番台に変更する必要があるので, インストール完了後, UID の変更を行う.

# usermod -u 4000* -U mondo*
	

他の作業者用mondo アカウントを作成、ユーザーIDを設定

# adduser -uid 4000* mondo*
	

3. 参考文献


最終更新日: 2015/11/24 三上 峻 Copyright © 2000-2015 epcore