apacheのinstall

目次

1. install編
   1. ソースの取得,展開
   2. 構築 (./configure;make;make install)
   3. 確認

2. 設定編

1.install編

プラットホームに依存したくないので,パッケージ化は行わない/パッケージは使用しない事にした.ただし,パッケージ化した方が,管理しやすい事は確かである.今後の方針次第では全てをパッケージ化することになるかもしれないが.今だ未定.

1-a.ソースの取得

http://japache.infoscience.co.jp/apache/dist/

より,apache_1.3.14.tar.gz(2000/12/01現在の最新版)を持ってきた.
ちなみに本家はhttp://www.apache.orgである.

1-a.ソースの展開

適当なところで展開する.今回は,/usr/src/に展開した.

# mv apache_1.3.14.tar.gz /usr/src
# cd /usr/src
# tar xvzf apache_1.3.14.tar.gz
# cd apache_1.3.14

1-b.構築

apacheのドキュメント(apache_1.3.14/INSTALL)には以下の記述がある.

----------ココカラ----------

o ANSI-C Compiler: 

  Make sure you have an ANSI-C compiler installed. The GNU C compiler
  (GCC) from the Free Software Foundation (FSF) is recommended (version
  2.7.2 is fine). If you don't have GCC then at least make sure your
  vendors compiler is ANSI compliant. You can find the homepage of GNU
  at http://www.gnu.org/ and the GCC distribution under
  http://www.gnu.org/order/ftp.html .

----------ココマデ----------

さて,情報実験機03番ではC Compilerとして, Fujitsu Fortran&C Package for Linux Version 2.0 に含まれている,Fujitsu C Compilerを用いていた.これで,コンパイルした所,次のようなerrorが出た.

• apacheがANSI規格に準拠していない
• Fujitsu Fortran&C Package for Linux Version 2.0がANSI規格に準拠していない
• Fujitsu Fortran&C Package for Linux Version 2.0がANSI規格に準拠しているが,オプションとかつけ忘れてる.

結論.Cは未勉強です.よって大人しく,gccでmakeした所,一言のエラーもでず終了.むう

apacheの最新バージョンではNetscapeで日本語の文字化けが多発する.apacheのBugというよりもNetscapeのBugなのであるが,なるべくWEBは綺麗に見えた方がよいと思われるので,ソースの以下の部分に手を加え,以下の二つのファイルの文字コードの設定箇所を iso-2022-jp に書き換えた.

/usr/local/apache/apache_1.3.14/src/main/http_protocol.c 内部の,

 ap_send_error_response(request_rec *r, int recursive_error)
  変更前  r->content_type = "text/html; charset=iso-8859-1"; 
    ↓
  変更後  r->content_type = "text/html; charset=iso-2022-jp";

/usr/local/apache/apache_1.3.14/src/include/httpd.h    内部の

  変更前 #define DEFAULT_ADD_DEFAULT_CHARSET_NAME "iso-8859-1"
    ↓
  変更後 #define DEFAULT_ADD_DEFAULT_CHARSET_NAME "iso-2022-jp"

尚,installするディレクトリはデフォルトでは/usr/localである.

# ./configure --prefix=/usr/local
# make 
# make install

1-c.確認

Netscape等で,"http://127.0.0.1"を開き,次のようなページが見えたらOKです.

設定編

設定ファイルは,installしたdirectoryの./conf/以下にあるhttpd.conf,srm.conf,accses.confの3つである.以前は3つ全てを設定する必要があったが,httpd.conf以外は,自動生成されるようになっていた.よってhttpd.confのみを書き換える.

# cd /usr/local/apache/conf   
# お好みのエディタ httpd.conf

必要とされる設定は,以下のものである.

• 個人のWEBが公開できること.
• CGIが動くこと.

これを念頭に,wwwの構築ドキュメントを元に設定していった.