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Samba Fan
Established by TOGARI Hidenori, 2000/3/10.

/etc/samba/smb.conf の更新履歴

日付コメント
2000-03-09 <とりあえず安定稼働バージョン>
  • "[printers]" を "[printer]" に変更。これによって、/etc/printcap で設定されているプリンタすべてが Windows 側に見えてしまう問題が解消された。
  • "[homes]" には重要な意味があるらしいぞ(何のこっちゃ?え〜と、この名前のセクションを宣言することによって、認証されたユーザが自分のホームディレクトリを Windows 上にマウントできるようになるようです。もぐもぐもぐ…)。
  • Windows 95/98 からファイル・プリンタ共有サービスの利用が可能なことを確認。
  • 2000-03-10 <使い勝手の改善>
  • Windows ネットワーク上に公開される共有プリンタの名前を "Canon B406E" に変更("[printer]" を "[Canon B406E]" に変更)した。共有プリンタの名前はこの部分で設定できる。
  • [homes] セクション中に "browseable = No" を追加した。これによって、Windows の上で "homes" という名前の共有フォルダが見えないようになった(ユーザ自身のホームディレクトリは見える)。


  • ユーザ認証パスワード設定のツボ

  • 既存の /etc/passwd から samba 用のパスワードファイルを作る方法
    # cat /etc/passwd | mksmbpasswd > /etc/samba/smbpasswd
    

  • ユーザ hogehoge の samba 用のパスワードを作成・変更する方法
    # smbpasswd hogehoge
    

  • 新規ユーザを追加( adduser)した際には、/etc/samba/smbpasswd にそのユーザのエントリを追加する。その際、ユーザ ID を正しく( /etc/passwd で設定されているユーザ ID との整合性が保たれるように)設定する必要がある。(addtosmbpasswd というコマンドもあるようなので誰か使い方を調べて…)

  • Windows でのログオン時のユーザ名・パスワードと、ファイルサーバにおけるユーザ名・パスワードは一致している必要がある。
    /etc/samba/smb.conf( samba の設定ファイル)中の [global] セクションでのパスワード形式の指定の仕方によって状況が異なってくる。

    すなわち、

    1. " encrypt passwords = No " を宣言している場合、samba は /etc/passwd を用いてユーザ認証を行う(この場合、ユーザは Linux のログインパスワードを入力する)。この設定では、Windows98 からはファイル共有サービスが利用できないようだ( Windows95 からは利用できる)。
    2. " encrypt passwords = Yes " を宣言している場合、samba は /etc/samba/smbpasswd を用いてユーザ認証を行う(この場合、ユーザは samba 用に設定したパスワードを入力する)。ただし、Windows98 ユーザはパスワードの入力なしにファイル共有サービスを利用できるようだ( Windows ログオン時のパスワードが自動的にファイルサーバに送られているのかもしれない。ユーザ認証に使用されるパスワードと一致している必要があるのもそのせいか?)。こちらの設定では、Windows95/98 のいずれからもファイル共有サービスを利用できる。