gate-toroku-sytem 実験サーバへの apache/qmail/bind のインストールと設定

• 履歴
  • 2007/05/17 (小高正嗣)

システム構成

• マザーボード: ASUS P3B
• CPU : Intel PentiumIII (Katmai) 450MHz
• HDD : WDC AC28400 (8.5GB)
• VGA : ??? (ATI のカードらしい)
• NIC : 3COM 3C905
• メモリ : 128 MB
• CD-ROM : MITSUMI CD-ROM FX322M

参考文献

• 武藤健志 Debian GNU/Linux 徹底入門第3版 Sarge 対応 翔泳社
• EP mail サーバ構築ドキュメント <URL:http://www.ep.sci.hokudai.ac.jp/~epmail/y2007/dvlop/qmail.html>

apache のインストールと設定

• debian パッケージを利用する. インストールするパッケージは

  apache apache-perl apache-common apach2-utils libapr0

  インストール時に「suExec を有効にするか?」と聞かれるので「はい」 と答える.

• /etc/apache/httpd.conf の設定

  • デフォルトの言語設定が西欧(ISO-8859-1)になっているので戻す. 具体的には

    # Default charset to iso-8859-1
    AddDefaultCharset on

    の行をコメントアウトする.

  • 日本語の優先順位を最上位にする.

    <IfModule mod_negotiation.c>
      LanguagePriority ja en da nl et fr de el it pl pt pt-br lb ca es sv
    </IfModule>        ^^

  • cgi の設定

    デフォルトの ScriptAlias 行をコメントアウトし, 以下の行を追加.

    ScriptAlias /cgi-bin/ /home/cgi-bin/
    
    <Directory /usr/cgi-bin/>
      AllowOverride AuthConfig Limit
      Options ExecCGI FollowSymLinks includesNoExec
      Order allow,deny
      Allow from all
    </Directory>

• インストール後に

  http://127.0.0.1/
  http://iwashi.ep.sci.hokudai.ac.jp/

  で apache が用意しているデフォルトページ (/var/www/index.html) が表示されれば OK.

qmail のインストールと設定

• qmail-src パッケージのインストール

  # apt-get install qmail-src

  • 「初めてインストールする際には /etc/passwd, /etc/shadow の qmail

    ユーザを消去すること」と言われる

  • 「ビルドするときには build-qmail コマンドを使いなさい」と言われる
  • 「ucspi-tcp パッケージを事前にインストールしておくこと」と言われる

• ucspi-tcp のインストール

  # apt-get ucspi-tcp-src

  「ビルドするときには build-ucspi-src コマンドを使いなさい」と言われる

  # build-ucspi-tcp

  対話的に作業が進む. デフォルトの設定で作成しておけばよい.

  • 作業ディレクトリは? [/tmp/ucspi]: Y
  • /tmp/ucspi 以下の deb ファイル以外のものを消去するか ?: Y
  • インストールするか? : Y
  • ucspi-tcp-src パッケージを消去するか?: N

• qmail の debian パッケージの作成

  # cd /usr/src
  # build-qmail

  以下の問に答えながら進める.

  • 作業ディレクトリは? [/usr/src] Y
  • /usr/src/ 以下の deb ファイル以外のものを消去するか ?: Y
  • インストールするか? : Y
    • exim4-daemon-light と競合するので失敗
  • qmail-src パッケージを消去するか?: N

• exim4 のアンインストール

  qmail をインストールするため, exim4 とそれに依存する at を アンインストールする.

  # dpkg -r exim4 at

• qmail のインストール

  # dpkg -i qmail_1.03-38_i386.deb

  • qmail をすぐに起動するか? :Y

• at の再インストール

  # apt-get install at

• qmail の設定

  EP mail サーバ構築ドキュメント <URL:http://www.ep.sci.hokudai.ac.jp/~epmail/y2007/dvlop/qmail.html> を 参考に必要部分だけ設定する

  • パスの設定
  • man を有効にする

• 起動

  # /etc/init.d/qmail start

• 配送テスト

  EP mail サーバ構築ドキュメント <URL:http://www.ep.sci.hokudai.ac.jp/~epmail/y2007/dvlop/qmail.html> を 参考に必要部分だけ設定する

  • ローカル配送テスト part1
  • ローカル配送テスト part2
  • リモート配送テスト

bind のインストールと設定

• bind パッケージのインストール

  EP サーバにならい, bind パッケージ(バージョン 8.4.6) を インストールする.

  # apt-get install bind

  zone ファイルが作成できればよいので, とくに設定は行わない.