ssh

ssh

専攻サーバーにリモートでログインするには ssh (Secure Shell) または OTP (One Time Passward) の利用が必要です. これはネットワークにログインパスワード がそのまま流れることを防止するためです. ネットワーク上の信号は常に盗聴 の危険にさらされており, 実はここからパスワードが盗まれる事例は日常茶飯事と なっているのです. このドキュメントでは ssh の特徴と, これを使ったログイン方法 を解説します.

以下の内容は telnet を使ったことがある, または 使い方を知っている人向けに書いています.
そもそもネットワークや telnet とは何かを知りたい方は, 金曜日の 16:30 から行っている epnetfan (地惑専攻ネットワーク友の会)に参加して下さい. そこではインターネット技術の共有を図っています. そこに参加し, 一緒に勉強しましょう.


  1. ssh 導入の意義
  2. ssh は telnet と同じくホスト間の通信を行うために使用する. 例えば自分の手元のパソコン(Win98, mac, linux etc)から 専攻のメールサーバにログインしようとする場合に使用する.

    ssh の特徴は以下の通りである.

    ホスト間の通信の暗号化.
    - telnet は通信の内容を全て平文のままネットワーク上に流してしまうが ssh は通信の内容を全て暗号化してネットワーク上に流す.
    - 万が一通信の内容を盗聴されてもログインパスワードや通信内容が盗まれることが無い.

    専攻サーバではセキュリティーを高めることを優先し, サーバにログインする際に ssh を使うことを推奨する.
    telnet は OTP(One Time Password) 対応として残してあるので, どうしても手元の環境では telnet しか使えないという場合は, OTP の使い方 を 参照すること.

  3. ssh の入手先
  4. ssh を使うには, 手元の計算機に ssh をインストールしなくてはならない. 以下のサイトから ssh 対応ソフトウェアをダウンロードし, 手元の計算機にインストールすると良い.

    UNIX の場合
    ftp://ring.nacsis.ac.jp/pub/net/ssh/ (tar.gz のバイナリーファイル)
    www.debian.or.jp(Debian パッケージ)
    Mac の場合
    NiftyTelnet
    Win98/Win95 の場合
    TeraTerm + TTSSH

  5. ssh の簡単な使い方 (UNIX)
  6. あるホスト(blue)にログインする場合
    $ ssh blue
    $ ssh -l [ユーザ名] blue (手元の計算機と blue でのユーザ名が異なる場合)

    手元の計算機に保存されているファイルをあるホスト(blue)にコピーする場合
    $ scp [ファイル名] blue:[コピー先のパス]
    $ scp [ファイル名] [ユーザ名]@blue:[コピー先のパス] (手元の計算機と blue でのユーザ名が異なる場合)

LAST MODIFIED
1999 Oct.04

杉山耕一朗
sugiyama@gfd-dennou.org