PuTTY の使い方


Tera Term と ttssh では ssh バージョン 1 にしか対応していませんが、
PuTTY を用いればバージョン 2 を用いることが可能です。
また、Tera Term + ttssh に比べ、インストールや設定が簡単です。

PuTTY のインストール

まず、 PuTTY をダウンロードします ( putty.zip)。
とってきたファイルを適当なフォルダ内で展開 (C:\Program Files\putty など) します。
次に日本語対応された puttyjp をダウンロードします ( puttykjbin.zip) 。
これを適当なフォルダ内 (これはどこでもよい) で展開し、 できたフォルダ内にある

を PuTTY をインストールしたフォルダにコピー(移動)します。
これでインストールは完了です。
(ダウンロードした putty.zip 、puttykjbin.zip と puttykjbin フォルダは削除して構いません。)

起動と設定方法

起動は puttyjp.exe をダブルクリックします。
デスクトップにショートカットを作成したり、 スタートメニューに登録しておくと便利でしょう。

puttyjp.exe を起動すると PuTTY 設定 のウィンドウが現れます。
ここで接続先のホスト名もしくは IP アドレスを入力し、 プロトコルに ssh を選択します。

PuTTY 設定

次にカテゴリの中から「接続」の下の「ssh」を選択し、 優先する ssh プロトコルバージョンとして 2 を選択します。

PuTTY 設定

必須の設定はこれだけです。あとは好みに応じて設定してください。
設定し終わったらこれをセッションとして保存しておきます。
もう一度「セッション」を選択し、セッション名を入力します。 保存ボタンをおして保存完了です。

PuTTY 設定

ssh の実行

ssh 接続するには先ほど保存したセッションをダブルクリックします。

PuTTY 設定

初めて接続するホストの場合は警告ダイアログが表示されます。
これは接続先ホストのホストキーがクライアント側に登録されていない場合に表示され、
そのホストを信頼するなら「はい」をクリックします。
ホストキーがクライアントのキャッシュに保存され接続を続けます。
これで以下のような端末ウィンドウが現れ、ログインができます。

terminal

タイトルバーを右クリックするとメニューが表示されます。

terminal

設定の補足

セッションの設定を変更する場合はまず、「セッション」から
設定を変更したい、保存されたセッションを選択し、「読込」をクリックします。
これで選択したセッションの設定が呼び出されるので
設定を変更し、最後に「保存」をクリックして設定を保存しておきます。

terminal

端末で文字化けが起こる場合、 設定から「ウィンドウ」の下の「変換」を選択し、
受信されるデータの文字セット変換が EUC-JP となっていることを確認してください。

PuTTY 設定

正しく EUC-JP となっている場合は「ウィンドウ」の下の「外観」を選択し、
端末ウィンドウ内で使われるフォントの設定で「change」をクリックして
日本語フォント (MS ゴシックなど) を選択してください。 ただし、通常は Terminal フォントで問題ないはずです。
また、文字化けとは関係ありませんが、 フォントが小さい場合はここで変更してください。

PuTTY 設定

便利な小技

コピー&ペースト

端末ウィンドウ内のテキストをコピーしたい場合は コピーしたい部分をドラッグして反転させます。
これでバッファ (クリップボード) 内にコピーされるので エディタなどの上で Ctrl + v で貼り付けられます。

また端末ウィンドウ内にコピーしたい場合は
エディタなどのコピーしたい部分をドラッグして反転させ Ctrl + c し
端末ウィンドウ内のコピーしたい部分に ポインタを合わせて右クリックします。

その他

PuTTY のセッションや ssh host keys はレジストリに書き込まれています。

HKEY_CURRENT_USER\Software\SimonTatham\PuTTY 以下

注意: レジストリについてよくわからない方は触らないでください。

参考

PuTTY で ssh2 プロトコルを使って ssh 接続

最終更新日: 2003/04/02 (小松 研吾) Copyright (C) 2003 EPnetFaN