ここで紹介する ML の作り方は簡単 ML 作成と真面目に ML 作成の二通りです. 簡単 ML は「過去に投稿されたメールなんか必要ないぜ」とか「ちょっとした 連絡のために使いたい」という人にお勧めです. 真面目に ML は「ML 管理でちょっ と凝った事したい」という人にお勧めです.
EP メールサーバは qmail というプログラムによってメールを配送しています. qmail ではホームディレクトリに .qmail-hoge というファイルを 置くだけで簡単に ML を作ることができます.
例)ここではログインアカウント foo さんが foo-hoge@ep.sci.hokudai.ac.jp と いう ML を作ります. 適当に vi や emacs などのエディタで .qmail-hoge を 編集します. また編集した .qmail-hoge の許可情報は 600 (本人のみ 書き込 み, 読み込みができる)です. つまり foo さん以外が読めない状態にしてくだ さい.
$ chmod 600 ~foo/.qmail-hoge $ ls -al ~foo/.qmail-hoge (.qmail-hoge ファイルの許可情報を確認) -rw------- 1 foo foo 70 Sep 22 21:24 .qmail-hoge $ cat ~foo/.qmail-hoge (.qmail-hoge ファイルの確認) &chiwaku1@ep.sci.hokudai.ac.jp &chiwaku2@ep.sci.hokudai.ac.jp &chiwaku3@ep.sci.hokudai.ac.jp &earth4@ees.hokudai.ac.jp &earth5@ees.hokudai.ac.jp |
$ ezmlm-make -[option] DIR DOT hoge-MLNAME HOSTを実行するだけです.
DIR | メーリングリストの関連情報を置くディレクトリ |
DOT | ML制御を行うファイル名(.qmail-MLNAME のように書く) |
hoge-MLNAME | メーリングリスト名 |
hoge | ユーザ名 |
HOST | ドメイン名 (ここでは ep.sci.hokudai.ac.jp) |
$ ezmlm-make -fgk /home/epnetfan/ml /home/epnetfan/.qmail-ml epnetfan-ml ep.sci.hokudai.ac.jpepnetfan-ml@ep.sci.hokudai.ac.jp という ML の作成例です. 作成ポリシーは
$ ezmlm-sub DIR hoge1@foo.bar hoge2@foo.bar hoge3@foo.bar
$ ezmlm-unsub DIR hoge1@foo.bar hoge2@foo.bar hoge3@foo.bar
.qmail に列挙する方法だと登録/退会させるメンバーが非常にたくさんいると き不便です. そこでその場合 TXT という名簿ファイルを作成します. 当該メンバーのメールアドレスを名簿ファイルに列挙して以下のように行ない ます.
$ xargs ezmlm-sub DIR < TXT
$ xargs ezmlm-unsub DIR < TXT
TXT の書式は
というルールで記述すること.
ezmlm-sub は登録しようとするアドレスが既に登録されている場合は 何もしない。また、ezmlm-unsub は退会させようとするアドレスが 登録されていなければ何もしない。 (ezmlm man 参照)
最終更新日: 2010/02/23(小高 正嗣) | Copyright (C) 2004 EPnetFaN |