もし,それらのWebページを利用したことがあるなら,あなたは既にCGIを利用しています.
「あなたは013125番目の訪問者です.」なんていうアクセスカウンタの付いたホームページを見たこと,ありませんか?
もし,そういったホームページを訪れたことがあるなら,あなたはそのホームページにアクセスしたときSSIを使ってしまったことになります.
SSIはServer Side Includeの,またCGIはCommon Gateway Interfaceの省略名称です.SSIあるいはCGIを用いたWebページは,そのWebページの存在するWebサーバ上で,あるプログラムが実行された結果そのものです.そのあるプログラムは,そのWebページを出力するためのプログラムなのです.図書検索ページでは図書を検索するプログラムが,アクセスカウンタのあるページでは,アクセス数をカウントするプログラムが実行されています.
こういったSSIあるいはCGIを用いたホームページは,普通の(SSIもCGIも使っていない)ホームページを見るときと同じブラウザで何の苦労もなく見ることができます.ですから「このページはSSIをつかっているんだ」とか,「このページはCGIを使っているのか」とか,あるいは「このページは普通のページなんだ」という区別を意識的にすることは,通常のWeb利用者に何の利益ももたらしません.しかし,「どうして検索できるのか」とか「どうしてぼくは013125番目の訪問者なんだ」とかという疑問に答えを求めたとき,SSIとCGIという言葉は,おそらくあなたが最初に目にする言葉なのです.
ここではSSIを用いた実験ホームページ(count_c1.shtml, inline.shtml),またCGIを用いた実験ホームページ(jikken.cgi, bbc.cgi)を例に,SSIとCGIと何か,を説明します.またこの例を通して,SSIとCGIの違いも説明したい.さらに,CGIやSSIを用いて何ができるのか,どんなことに利用できるのか,またCGI,SSIのセキュリティーの問題にも触れることができたらいいな,と思っています.
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