このメリットは,
点にある. 計算機が実際に働いている時間を考えると, 高性能な機械を皆で共有することで, 資源の有効利用が期待できるわけである.
1.1 を踏まえて, 今までの座学編で何気なく使われて来た幾つかの言葉を復習する.
いくらマルチユーザな計算機であるからと言って, 世界中のどんなひとでも使えるというわけでは無い. 普通は「計算機利用申請」をしかるべく行って, それが許可された段階で初めてその計算機を利用できるようになる. この時の,
である.
例えば EPetFaN 参加者は必ず「専攻サーバでのアカウント作成」を行ってもらっている. これは専攻サーバの mail という計算機と www という計算機のアカウントを作成してもらっているのである. アカウントを作成した人は, mail の提供するサービス = 電子メール と www の 提供するサービス = www 配信 を利用できるようになる.
情報メディア教育センタの計算機を使用する際にも, 始めにアカウ ントを作成しているはずである. … 覚えているかな?
さて「計算機利用申請をしかるべく…」と書いたが, では誰に申請するのか? 大抵はその計算機を管理運営している「偉い人」へと申請する事になる. つまり UNIX 系 OS には,
が存在するわけである. ルートは, その計算機内でファイルの削除, 閲覧などどんなことでもできるが, ユーザはできることが限られている.
最後に