%
% 	専攻共用ネットワークプリンタ(eppr)管理作業ログ 
%
%	2003/10/02  Morikawa Yasuhiro 前回のログを元に作成
%	2003/10/03  Morikawa Yasuhiro 修正
%	2003/10/04  Morikawa Yasuhiro 完成?
%


本ドキュメントは, 専攻共用ネットワークプリンタ(eppr)を管理するにあたり
2003/10/02  に行った作業のメモ書きである.
  
行ったことは
 1) 最低限必要となるツールのインストール
 2) Microsoft 製品に関するパッチあて
 3) プリンタサーバマネージャの実行権限を変更するためのテスト
である.

以下が各項目の詳細である.

0) グローバルIP からプライベートIPへ変更

   初期状態では Windows Update などのセキュリティ設定がまるで
   おこなわれていないため、グローバルIP からプライベートIPへ
   変更する.

   幸いにして 8 号館では DHCP が利用できるので,
   DHCP による接続を行う.

   - 「コントロールパネル」をダブルクリック
   - 「ネットワークとダイヤルアップ接続」ダブルクリック
   - 「ローカルエリア 接続」を右クリックして「プロパティ」を選択
   - 「インターネットプロトコル (TCP/IP)」を選択し,
     「プロパティ」ボタンを押す.
     - 以下の項目にチェック
       ・ IPアドレスを自動的で取得する
       ・ DNS サーバのアドレスを自動で取得する

       
1) 最低限必要とされるツールのインストール.

  インストールしたソフトウェアは以下の通り.
  - +Lhaca
  - Winscp3
  - TeraTerm Pro, TTSSH
    - 注意
      TeraTerm Pro, TTSSH に関しては, 
      普通にインストールしただけでは administrator 権限でしか
      利用できなくない.
      以下のようにして, Users (制限ユーザ) でも利用できるようにすること.

        - C:\Program Files\TERATERMPRO フォルダ内の全てのファイルを選択
	- 選択を解かないまま, 右クリックで「プロパティ」を選択
	- 「セキュリティ」タブを選択
	- 「追加」ボタンで Users グループを追加し,
	  アクセス権のところで「フルコントロール」にチェックを入れる.

2) Microsoft 製品に関するパッチあて

   Windows update によりセキュリティを向上させ,
   昨今のウィルスによる被害に対する防御対策を行った.

   ※ 1 回の Windows Update ではアップデートされきらない場合がある.
      (Service Pack をバージョンアップする時等).
      Windows Update を行った際に「更新するパッケージはありません」
      と出るまで行うこと

  TODO: 今後も定期的なパッチあてが必要.


3) プリンタサーバマネージャの実行権限を変更するためのテスト

  概要: 現在 Administrator 権限でログインした状態で
        一般ユーザがプリンタサーバマネージャを操作し,
        プリントジョブの操作を行っている.
        しかしこの状態では機器の設定変更, プログラムインストールなどを
        一般ユーザが自由にできてしまい問題が多い.
        今回の作業で上記問題をほぼクリアしたものと思われる.

  TODO: 実際に使ってもらい, 不具合の報告に対応する.

  作業内容: 

   <<Administrator での作業>>

   a) 共有ユーザ printuser を作成.
      - 「コントロールパネル」をダブルクリック
      - 「ユーザとパスワード」をダブルクリック

        - 「追加」ボタンをクリック
	  - ユーザ作成に必要な情報を入力
	    ・ ユーザ名   -- printuser
	    ・ フルネーム -- プリンタ使用ユーザグループ
	    ・ 説明       -- [御自由に]

	    ・ パスワード -- とりあえず "地惑専攻ネットワーク友の会" の別称

	    ・ アクセス権 -- 制限ユーザ (Users グループ)


   b) printuser ユーザの詳細設定
      - 「コントロールパネル」をダブルクリック
      - 「ユーザとパスワード」をダブルクリック

        - 「詳細」タブに移動
	  - 以下の項目にチェックをいれる
	    ・ ユーザーがログオンする前には必ず
	       Ctrl+Alt+Delキーを押す

	  - 「高度なユーザ管理」の「詳細」タブをクリック
            - 「ユーザ」→「printuser」を右クリックして
	      「プロパティ」を選択
	      -  以下の項目にチェックを入れる
	        ・ ユーザーはパスワードを変更できない
		・ パスワードを無期限に
	  


   c) user グループの権限を変更.
      - 「コントロールパネル」をダブルクリック
      - 「管理ツール」をダブルクリック
      - 「ローカルセキュリティポリシー」をダブルクリック
      - 「ローカルポリシー」をダブルクリック
      - 「ユーザ権限の割り当て」をダブルクリック
        - 以下の項目から「Users」グループを外す

	  ・ システムシャットダウン
	  ・ ドッキングステーションからコンピュータ

      これらの設定は再起動しないと有効にならないので注意
      

    d) FX Server Manager プログラム自身のプロパティ変更.
       プロパティ => セキュリティ の順にクリックし
       Users の権限を変更.

       変更前) 読み取りと実行, 読み取り.
       変更後) フルコントロール.


4) プライベートIP からグローバルIPへ変更

   本来のグローバルIPへ戻す.

   - 「コントロールパネル」をダブルクリック
   - 「ネットワークとダイヤルアップ接続」ダブルクリック
   - 「ローカルエリア 接続」を右クリックして「プロパティ」を選択
   - 「インターネットプロトコル (TCP/IP)」を選択し,
     「プロパティ」ボタンを押す.
     - 以下の項目に書き込み
     
       ・ IPアドレス             -- 133.87.45.31
       ・ サブネットマスク       -- 255.255.255.0
       ・ デフォルトゲートウェイ -- 133.87.45.1
       
       ・ 優先 DNS サーバ        -- 133.87.45.70
       ・ 代替 DNS サーバ        -- 133.87.45.66
       
       - 「詳細設定」のボタンをクリック
         - 「DNS」タブをクリック
	   - 「この接続の DNS サフィックス」に

	         ep.sci.hokudai.ac.jp

	     を書き込む.


5) FX Server Manager のカスタマイズ

     FX Server Manager はデフォルトでは,
     リモートプリンタとしてのプリンタ名として

         PrintServerL3

     という名前がついている.

     これは, プリンタサーバソフトウェアが入れ替わると
     変更されることがあるので, 汎用的なプリンタ名として
     比較的良く使われる

         lp

     という名前をつける.

     更に, UNIX や Linux では lpr を用いて印刷を行う
     ので, そのための設定も行う.
	
   <<Administrator での作業>>
   
     a) FX Server Manager の設定

	- FX Server Manager プログラムの起動.
	- ツールバー内の「設定」を選択し, 「環境設定」をクリックする.
	- 「ネットワーク」タブを選択する.
	  - AppleTalk にて

	      PrintServerL3  →  lp

	  - TCP/IP にて

	    - 「PrintServerL3」を選択し「変更」ボタンをクリック
	      - 「lprのコントロールファイルを無視する」にチェック

	    - 「追加」をクリック
	      - プリンタ名を  lp  とする
	      - 「lprのコントロールファイルを無視する」にチェック
	  
	  OK で閉じる

	     ┌───────────────────────────
	     |lpr では, クライアントはデータの後にコントロールファイル
	     |を送信する. もしも「lprのコントロールファイルを無視する」
	     |にチェックをつけないと, 「保持ジョブ」の前に
	     |「R (受信中を表す)」が付いたまま, プリントできずに
	     |ジョブが消滅してしまう.
	     |
	     |よって, コントロールファイルを無視することによって,
	     |lpr からの印刷を可能にする.
	     |(これにチェックを付けても, Windows などからの印刷は
	     | 可能である).
	     |
	     |詳しくは FX Server Manager 取り扱い説明書
	     |(eppr の側に置いてある) を参照のこと
	     |
	     
     b) テスト
	    	       
        - (クライアントより) FX Server Manager へ lp プロトコルでの
	  プリントジョブスプールが可能であることを確認.
        - FX Server Manager のエントリよりプリントアウト確認.
	     
   
     2) その他気付いたこと

      - ttssh のショートカットを作成
      - Outlook Express へのショートカット削除(ディスクトップ, タスクバー)
      - Internet Explorer のセキュリティ設定を「高」にしておくこと
	(Administrator, printuser 両方しておくのを忘れずに)