過去の作業記録〜その他の設定

横山誠、倉持康宏、河野仁之、遊佐稔、高山歌織

もくじ


1.外付けハードディスクのマウント

REDでは2台の外付けハードディスク(SCSI接続)を行なう。

まず、外付けハードディスクをSCSIケーブルでつなぐ。このとき、外付けハードディスクに付いているID-SWを設定しなければならない。ここでは、1台目の外付けハードディスクのID-SWを0に、2台目の外付けハードディスクのID-SWを1に設定する。

次に、リブートして外付けハードディスクが認識されているか以下のようにして確認する。


# dmesg | less

/homeを/home.oldに名前を変える。

認識されているのを確認したのち、fdiskでパーティションを作る。今回はパーティションを切らずにそれぞれ一つのパーティションにした。


# fdisk /dev/sda1

と入力すると、command:と表示されるので以下のように答える。

  command: n  ←新しいパーティションの作成
  command action   
     e   extended
     p   primary partition (1-4)
  p           ←pを選択
  Partition number 1 ←パーティションの番号を指定
  First cylinder 1 
  Last cylinder 2213
  command: w  ←パーティションテーブルに書き込む

パーティションを作ったあと、ファイルシステムを作る。


# mke2fs /dev/sda1

同様にして、2台目の外付けハードディスクの設定を行なう。このとき、1台目の設定では/dev/sda1だったところを2台目の設定では/dev/sdb1と書く。

今度は、/etc/fstabに書き込みをする。


# vi /etc/fstab

として、viを起動して、

  /dev/sda1 /home    ext2  defaults,usrquota 0 0
  /dev/sdb1 /home.bk ext2  defaults          0 0

を書き加える。

そして、マウントするポイントを作成する。


# mkdir /home
# mkdir /home.bk

最後にマウントする。


# mount -a

マウントしたあと、dfコマンドでマウントされているかを確認する。その後、/home.old以下を/homeにコピーする。


# cp -rp /home.org/* /home

詳しくは、 専攻サーバ構築ガイド設定編外付けハードディスクのマウント を参照してください。

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最終更新 1999/9/23

2.自動バックアップ

2台目の外付けハードディスクを/home以下のバックアップ領域に使用する。そのため、rsyncとcronをインストールする。Debianパッケージからrsync 2.1.1とcron 3.0pl1をインストールする(インストール方法はapt-get参照)。そして、/etc/cron.daily/rsyncに以下のように記述する。

#!/bin/sh

# /etc/cron.daily/rsync
# Makoto.Y 990702
     
    rsync -avz --delete --exclude /home/ /home.bk/ &

そして、実行する。


# exec /etc/cron.daily/rsync

これで、実際にどうなったか確認してみる。


$ls -alt /home
$ls -alt /home.bk

確認してみて、見事一致していればOK!!

なお、詳しくは blue(mail server)バックアップ のドキュメントを参照してください。

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最終更新 1999/9/23

3.quotaの設定

まず、/etc/fstabを編集する。

# /etc/fstab: static file system information.
#
#                        
  /dev/hda1  /         ext2   defaults,errors=remount-ro  0  1
  proc       /proc     proc   defaults                    0  0
  /dev/sda1  /home     ext2   defaults,usrquota           0  0
  /dev/sdb1  /home.bk  ext2   defaults                    0  0 

のように変更する。

次に、quotaの記録ファイルをつくる。quota.userとquota.groupの二つのファイルを/home以下に置く。今回は、/home領域にquotaを有効にしたいためにこのようにした。


# touch /home/quota.user
# chmod 600 /home/quota.user

このあと、再起動する。


# reboot

再起動後、


# ls -l /home/quota.user

とすると、二つのファイルに書き込みがされていることがわかる。

このあと、ユーザーに対してディスクを割りあてる。例えば、yokoyama2のディスクの使用量を100MBに制限する場合は、


# edquota yokoyama2

とうつ。すると、エディターが起動する(例えば、viなど)。そして、

  Quotas for user yokoyama2:
  /dev/sda1: blocks in use: 13921, limits (soft = 0, hard = 0)
    inodes in use: 31, limits (soft = 0, hard = 0)

  Quotas for user yokoyama2:
  /dev/sda1: blocks in use: 13921, limits (soft = 100, hard = 200)
    inodes in use: 31, limits (soft = 0, hard = 0)

のように変更する。

次に、grace periodを設定する。grace periodはユーザに対して、limit(soft)がかかるまでの時間である。まず、


# edquota -t 

とすると、

  Time units may be: days, hours, minutes, or seconds
  Grace period before enforcing soft limits for users:
  /dev/sda1: block grace period: 7 days, file grace period: 7 days

と表示される。この3行目を変更する(デフォルトでは7日間と設定されている)。

また、ディスクの使用状態を見るコマンドとして、


$ quota
# quota -v (ユーザ名)

があり、このコマンドをうつことによって確かめられる。

なお、詳しくは blue(mail server)quota および、 専攻サーバ構築ガイド設定編quotaの設定 のドキュメントを参照してください。

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最終更新 1999/9/23
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1999/9/23
横山誠
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