REDでは2台の外付けハードディスク(SCSI接続)を行なう。
まず、外付けハードディスクをSCSIケーブルでつなぐ。このとき、外付けハードディスクに付いているID-SWを設定しなければならない。ここでは、1台目の外付けハードディスクのID-SWを0に、2台目の外付けハードディスクのID-SWを1に設定する。
次に、リブートして外付けハードディスクが認識されているか以下のようにして確認する。
# dmesg | less
/homeを/home.oldに名前を変える。
認識されているのを確認したのち、fdiskでパーティションを作る。今回はパーティションを切らずにそれぞれ一つのパーティションにした。
# fdisk /dev/sda1
と入力すると、command:と表示されるので以下のように答える。
command: n ←新しいパーティションの作成 command action e extended p primary partition (1-4) p ←pを選択 Partition number 1 ←パーティションの番号を指定 First cylinder 1 Last cylinder 2213 command: w ←パーティションテーブルに書き込む
パーティションを作ったあと、ファイルシステムを作る。
# mke2fs /dev/sda1
同様にして、2台目の外付けハードディスクの設定を行なう。このとき、1台目の設定では/dev/sda1だったところを2台目の設定では/dev/sdb1と書く。
今度は、/etc/fstabに書き込みをする。
# vi /etc/fstab
として、viを起動して、
/dev/sda1 /home ext2 defaults,usrquota 0 0 /dev/sdb1 /home.bk ext2 defaults 0 0
を書き加える。
そして、マウントするポイントを作成する。
# mkdir /home # mkdir /home.bk
最後にマウントする。
# mount -a
マウントしたあと、dfコマンドでマウントされているかを確認する。その後、/home.old以下を/homeにコピーする。
# cp -rp /home.org/* /home
詳しくは、 専攻サーバ構築ガイド設定編外付けハードディスクのマウント を参照してください。
このページのトップへ2台目の外付けハードディスクを/home以下のバックアップ領域に使用する。そのため、rsyncとcronをインストールする。Debianパッケージからrsync 2.1.1とcron 3.0pl1をインストールする(インストール方法はapt-get参照)。そして、/etc/cron.daily/rsyncに以下のように記述する。
#!/bin/sh # /etc/cron.daily/rsync # Makoto.Y 990702 rsync -avz --delete --exclude /home/ /home.bk/ &
そして、実行する。
# exec /etc/cron.daily/rsync
これで、実際にどうなったか確認してみる。
$ls -alt /home $ls -alt /home.bk
確認してみて、見事一致していればOK!!
なお、詳しくは blue(mail server)バックアップ のドキュメントを参照してください。
このページのトップへまず、/etc/fstabを編集する。
# /etc/fstab: static file system information. # # /dev/hda1 / ext2 defaults,errors=remount-ro 0 1 proc /proc proc defaults 0 0 /dev/sda1 /home ext2 defaults,usrquota 0 0 /dev/sdb1 /home.bk ext2 defaults 0 0
のように変更する。
次に、quotaの記録ファイルをつくる。quota.userとquota.groupの二つのファイルを/home以下に置く。今回は、/home領域にquotaを有効にしたいためにこのようにした。
# touch /home/quota.user # chmod 600 /home/quota.user
このあと、再起動する。
# reboot
再起動後、
# ls -l /home/quota.user
とすると、二つのファイルに書き込みがされていることがわかる。
このあと、ユーザーに対してディスクを割りあてる。例えば、yokoyama2のディスクの使用量を100MBに制限する場合は、
# edquota yokoyama2
とうつ。すると、エディターが起動する(例えば、viなど)。そして、
Quotas for user yokoyama2: /dev/sda1: blocks in use: 13921, limits (soft = 0, hard = 0) inodes in use: 31, limits (soft = 0, hard = 0)
を
Quotas for user yokoyama2: /dev/sda1: blocks in use: 13921, limits (soft = 100, hard = 200) inodes in use: 31, limits (soft = 0, hard = 0)
のように変更する。
次に、grace periodを設定する。grace periodはユーザに対して、limit(soft)がかかるまでの時間である。まず、
# edquota -t
とすると、
Time units may be: days, hours, minutes, or seconds Grace period before enforcing soft limits for users: /dev/sda1: block grace period: 7 days, file grace period: 7 days
と表示される。この3行目を変更する(デフォルトでは7日間と設定されている)。
また、ディスクの使用状態を見るコマンドとして、
$ quota # quota -v (ユーザ名)
があり、このコマンドをうつことによって確かめられる。
なお、詳しくは blue(mail server)quota および、 専攻サーバ構築ガイド設定編quotaの設定 のドキュメントを参照してください。
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