WWW サーバ
O R A N G E

Apache 2
apache は WWW サーバの機能を提供してくれるフリーソフトである. フリーであるが,その機能は非常に充実しており,アクセス制限や web ページの転送など,細かな設定を行うことができる. lenny では OS のインストールの際, apache2 を自動的にインストールすることが可能である. 以下,apache の設定について記す.

■ メモ
  • Apache は/etc/apache2 以下にインストールされる.
  • Apache 関係のログファイルは /usr/local/apache/logs/ 以下にとる.
  • htpasswd などのコマンドが使えるようにパスを通す.
  • 溜っていくログファイルを logrotate で分割する.
  • 稼働状況を表示出来るようにする.
■ インストール
  • Debian のインストール時にソフトウェアの選択のところで「標準システム」 ,「ウェブサーバ」にチェックを入れ,「Enter」を押す事により,apache2 が 自動的に /etc/ 以下にインストールされる.
■ 設定ファイルの変更
  1. /etc/apache2/apache2.conf の設定
    $ cd /etc/apache2/
    # vi apache2.conf

    設定ファイルはここを参照

  2. /etc/apache2/sites-available/default の設定
    $ cd /sites-available
    # vi default

    設定ファイルはここを参照.

  3. /etc/apache2/mods-available/dir.conf の設定
    $ cd /mods-available/
    # vi dir.conf

    設定ファイルはここを参照.

  4. userdir モジュールと dir モジュールを有効化
    # a2enmod userdir
    # a2enmod dir
    [補足]
    a2enmod は apache2 のモジュールを有効化するコマンド, a2dismod は apache2 のモジュールを無効にするコマンドである.
■ ログの分割
  • ログの分割に関する設定ファイルとして,デフォルトで /etc/logrotate.d/apche2 というファイルが用意されている.これにより,/var/log/apache2/ 以下に各種の log が生成されるようになっている.
■ apache2 の再起動
# /etc/init.d/apache2 restart

http://sango.ep.sci.hokudai.ac.jp.
にアクセスし,It works! と表示されれば起動テストとしては成功

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最終更新日: 2009/11/24 (柳 芳紀)