本ドキュメントは EP WWW サーバの予備機 sango に OS(Debian GUN/Linux 5.0 (lenny)) を install する際の手引きである.
Debian GNU/Linux 5.0 のインストール用 CD-ROM (以下, インストール CD)を作成する.
1st Boot Device | [ATAPI CD-ROM] |
2st Boot Device | [IDE:HL-DT-ST DVDRAM GSA-4167B |
起動, Graphical installを選択.
「Japanese 日本語」を選択する.
インストールに関するメインメニューが表示される. このメニューを使って, Debian の各設定とインストールを行う. 通常「続ける」の欄を選択するか, 「Enter」を押せばよい.
ここでは本当のホスト名 orange を入力しない. サーバ入れ換え時にホスト名, IP アドレス を入れ換える.
項目 | 内容 |
---|---|
ホスト名 | sango (予備機用ホスト名) |
IP アドレス | 133.50.160.53 (予備機用 IP アドレス) |
ネットマスク | 255.255.254.0 |
IP ゲートウェイアドレス | 133.50.160.1 |
ドメイン名 | FQDNからマシン名を除いたドメイン名 ep.sci.hokudai.ac.jp |
DNS サーバ |
133.87.45.70 133.87.45.66
133.87.1.11 (複数の DNS サーバを指定する場合は, アドレスを空白で区切る.) |
ハードディスクは /dev/sda, /dev/sdb として認識される.
Filesystem 1k-blocks Mounted on /dev/sda (73.4GB) / (起動(boot) フラグをオンにする) /dev/sdb (73.4GB) /bk
最終的な WWW サーバのパーティション構成についてはディスク構成を参照せよ.
「パーティションのセットアップ終了」 を選択し, 「パーティショニングの終了とディスクへの変更の書き込み」 で書き込む.
注 1
パーティションの種類は基本パーティション
を選択する.
注 2
システム領域(/)として使用する予定の領域 /dev/sda に boot フラグを
つけ忘れないようにすること.
注 3
/bk はデフォルトのマウントポイントの選択肢に無いので, 手動で設定する.
注 4
ファイルシステムタイプの選択には「Ext3」
を選択する.
注 : 何番目の mondo ユーザに割り当てられていて,何番のユーザ ID にすればよいのかについてはあらかじめ http://www.ep.sci.hokudai.ac.jp/~epcore/dvlop/y200*/mondo.html で確認すること.
注 これにより apache2 が自動的に /etc/ 以下にインストールされる.
注 2008 年の OS インストール時に, 再起動後 BIOS の画面の直後に真っ黒な画面に白いアンダースコアがひとつ表示されるのみで GRUB の画面が表示されずに動かなくなるという現象が発生した. 2 つ取り付けていた HDD を 1 つにして OS インストールを試みると, GRUB が起動しシステム再起動が正常に行われるようになった. システムがこちら側の意図とは全く逆に HDD を認識していたものと考えられる(我々が sda だと思っていたものをシステムは sdb として, 我々が sdb だと思っていたものをシステムは sda として認識してしまった). その為, MBR を読み込むことが出来ず, GRUB を起動出来なかったのだろうと思料される.
apt を用いてネットワーク経由でパッケージのインストールを行う. まずは root で接続先の設定を行う.
# vi /etc/apt/sources.list
既に記述されているものを全てコメントアウトし, 以下の記述を追加.
deb http://dennou-h.gfd-dennou.org/library/Linux/debian etch main contrib non-free
編集が終わったら設定を反映させる.
# aptitude update
文字化けを防ぐために言語環境を英語にする.
# export LC_ALL=C # export LANG=C # export LANGUAGE=C
インストールは以下のコマンドで行う.注 言語環境を変更しないと, インストール時に出力されるメッセージが文字化けするという悲惨な現象が起こるので, 忘れずに変更しましょう.
# aptitude install ****全てのサーバにインストールすべきパッケージを列挙する. ただしデフォルトでインストールされているものもある.
2005 年度まで exim は cron が depend していたので必要だったが, 現在は recommend なので必要ない. (必要かもしれない)
パッケージの install が始まる. 途中いくつかのパッケージに関する設定を聞かれる (聞かれないものもあるかもしれない).
# aptitude upgrade
# visudo
mondo* ALL = ALL(ALL) を追加
# vi /etc/cron.daily/ntpdate
実行権限を与える# chmod +x /etc/cron.daily/ntpdate
# cd /usr/bin
rd2-filter.patch を作成する. 内容は こちら# nano rd2-filter.patch
パッチをあてる# cp rd2 rd2_org
# patch -p0 < rd2-filter.patch
最終更新日:2011/04/05 (岡田 英誉) | Copyright © 2008 epcore |