sudo の設定

管理グループに属するユーザがルート権限でコマンドを実行できるようにする.

1. sudo を用いる理由

sudo を用いる理由は以下の通りである.

sudo は専攻サーバのように管理者グループに属するユーザ全員が ルート権限を使いたい場合, 非常に有用である.

ユーザ登録システム(gate)をインストールするまでは 『サーバ構築者アカウント割り当て』 (アカウント名: mondo*)が ルート権限でコマンドを実行できるようにする.

2. 準備

2.1 確認

sudo がインストールされているか確認する.

3. 設定

sudo の設定ファイルは /etc/sudoers である. このファイルを編集して, mondo* が ルート権限でコマンドを実行できるように設定する. 編集するためのコマンドは次の通りである.

# visudo

実際に編集した内容は /etc/sudoers に反映される. mondo1 から順に mondo10 まで記入する.

       mondo1       ALL = (ALL)  ALL
       mondo2       ALL = (ALL)  ALL
         :                 :
        中略
	 :                 :
       mondo10      ALL = (ALL)  ALL

上記の各フィールドの意味は次の通り.

各フィールド 意味
mondo(user名) sudo できるユーザの設定. グループを設定する場合は "%"を先頭につける.
ALL=... ホストに対する許可(普通は ALL でよい)
(ALL) sudo されるユーザ名 (ALL ならば全てのユーザ権限, つまりルート権限を使うことができる)
ALL 利用できるコマンドの制限 (ALL はカッコで括ったユーザの使える全てのコマンドを利用できる)

4. 使い方

$ sudo hoge

ルート権限でコマンド(hoge)を実行できる. パスワードが聞かれるが, それには 自分のパスワードを答える.
例)sudo vi /etc/inetd.conf

$ sudo -s

プロンプトが # に変わり, exit するまでルー トのままでいられる.

$ sudo -u (ユーザ名) (コマンド or -s)

-u オプションを付けてユーザ名を指定すると, 指定したユーザ権限でコマンドが実行できる.


最終更新日: 2015/12/03 川原 健史 Copyright © 2015 epcore