gate-toroku-sytem は UNIX のユーザ登録と DNS 登録を 自動化するソフトウェアです。 プログラムはほとんど perl(1) スクリプトです。
主要なユーザインターフェイスは WWW を用いて CGI 経由でプログラムを動作させるものですが、 CGI が内部的に起動するコマンドを 用いることによってシェルプロンプトからでも操作ができます。
gate-toroku-system で管理されるシステムは以下のような 構成上の特徴を持ちます。
ユーザ登録を行いたい利用者は書式 gate-user-db(5) にしたがって登録申請カード (ファイルのことです) を作成します。 このファイルを gate-user-apply(1) コマンドの入力として与えるとユーザ登録申請が行われます。 同時に、登録申請カードの「申請者の連絡先」と「保証人」に 電子メールでユーザ登録申請が行われた旨が通知されます。 なお、「保証人」欄にはすでにユーザ登録を済ませている 保証人有資格者 ( gate ユーザを保証人とするもの) を記入しなければなりません。 (なお、申請カード作成から登録申請までの処理を WWW 経由で 行うために gate-user-apply.cgi または gate-group-apply.cgi が用意されています)
通知を受けた保証人は申請が正当なものであることが確認できたら gate-user-accept(1) コマンドによって登録承認を行います。 不審な申請は gate-user-accept(1) コマンドによって却下してください。 登録の承認または却下は申請者と保証人に電子メールで通知されます。 (なお、承認または却下の処理を WWW 経由で行うために gate-user-accept.cgi が用意されています)
承認のあとの最初のパスワードファイル更新時に 実際にアカウントが作成され、ログインできるようになります。 これをユーザの登録の完了と呼びます。 この作業は gate-daily(8) から起動された gate-db-to-passwd(8), gate-db-to-shadow(8), gate-db-to-group(8), gate-make-home(8), gate-db-to-sudoers(8) によって実行されます。 gate-daily がいつ起動されるかは設定によります。 cron(8) によって定期的に起動される場合もあれば、 gate-user-accept(1) などのコマンドから gate-syncd(8) に送られた信号と同時に起動される場合もあります。
ログイン名のリストは 登録申請中のものを含めて gate-user-list(1) コマンドで表示できます。 ログイン名から登録情報を得るには gate-user-show(1) コマンドを用います。
登録内容を変更する場合は、 まず gate-user-show(1) コマンドで自分の登録内容を表示させておいて、 これを適宜書き換えたあとで gate-user-renew(1) コマンドの入力として与えます。 登録内容の変更は承認を必要とせず、 次回の gate-daily(8) 実行時に反映されます。 (なお、登録内容の変更を WWW 経由で行うために gate-user-renew.cgi が用意されています)
登録を抹消する場合は gate-user-withdraw(1) コマンドを用います。
DNS 登録を行いたい利用者は書式 gate-user-db(5) にしたがって登録申請カード (ファイルのことです) を作成します。 このファイルを gate-ip-apply(1) コマンドの入力として与えるとユーザ登録申請が行われます。 同時に、登録申請カードの「申請者の連絡先」と「保証人」に 電子メールでユーザ登録申請が行われた旨が通知されます。 なお、「保証人」欄にはすでにユーザ登録を済ませている 保証人有資格者 ( gate ユーザを保証人とするもの) を記入しなければなりません。 (なお、申請カード作成から登録申請までの処理を WWW 経由で 行うために gate-ip-apply.cgi が用意されています)
通知を受けた保証人は申請が正当なものであることが確認できたら gate-ip-accept(1) コマンドによって登録承認を行います。 不審な申請は gate-ip-accept(1) コマンドによって却下してください。 登録の承認または却下は申請者と保証人に電子メールで通知されます。 (なお、承認または却下の処理を WWW 経由で行うために gate-ip-accept.cgi が用意されています)
承認のあと 実際に 1 st DNS サーバ上にゾーンファイルが作成され ます。 これを DNS の登録の完了と呼びます。 この作業は gate-daily(8) から起動された gate-db-to-zone(8), gate-ip-update(8) によって実行されます。 gate-daily がいつ起動されるかは設定によります。 cron(8) によって定期的に起動される場合もあれば、 gate-user-accept(1) などのコマンドから gate-syncd(8) に送られた信号と同時に起動される場合もあります。
ホスト名のリストは 登録申請中のものを含めて gate-ip-list(1) コマンドで表示できます。 ホスト名から登録情報を得るには gate-ip-show(1) コマンドを用います。
登録内容を変更する場合は、 まず gate-ip-show(1) コマンドで自分の登録内容を表示させておいて、 これを適宜書き換えたあとで gate-ip-renew(1) コマンドの入力として与えます。 登録内容の変更は承認を必要とせず、 次回の gate-daily(8) 実行時に反映されます。 (なお、登録内容の変更を WWW 経由で行うために gate-ip-renew.cgi が用意されています)
登録を抹消する場合は gate-ip-withdraw(1) コマンドを用います。
プライベートIPアドレス 登録を行いたい利用者は書式 gate-user-db(5) にしたがって登録申請カード (ファイルのことです) を作成します。 このファイルを gate-pip-apply(1) コマンドの入力として与えるとユーザ登録申請が行われます。 同時に、登録申請カードの「申請者の連絡先」と「保証人」に 電子メールでユーザ登録申請が行われた旨が通知されます。 なお、「保証人」欄にはすでにユーザ登録を済ませている 保証人有資格者 ( gate ユーザを保証人とするもの) を記入しなければなりません。 (なお、申請カード作成から登録申請までの処理を WWW 経由で 行うために gate-pip-apply.cgi が用意されています)
通知を受けた保証人は申請が正当なものであることが確認できたら gate-pip-accept(1) コマンドによって登録承認を行います。 不審な申請は gate-pip-accept(1) コマンドによって却下してください。 登録の承認または却下は申請者と保証人に電子メールで通知されます。 (なお、承認または却下の処理を WWW 経由で行うために gate-pip-accept.cgi が用意されています)
承認のあと 実際に DHCP & IPマスカレード サーバに設定ファイルが生成されます。 これを プライベートIPアドレス の登録の完了と呼びます。 この作業は gate-daily(8) から起動された gate-db-to-zone(8), gate-ip-update(8) gate-pip-update(8) によって実行されます。 gate-daily がいつ起動されるかは設定によります。 cron(8) によって定期的に起動される場合もあれば、 gate-user-accept(1) などのコマンドから gate-syncd(8) に送られた信号と同時に起動される場合もあります。
ホスト名のリストは 登録申請中のものを含めて gate-pip-list(1) コマンドで表示できます。 ホスト名から登録情報を得るには gate-pip-show(1) コマンドを用います。
登録内容を変更する場合は、 まず gate-pip-show(1) コマンドで自分の登録内容を表示させておいて、 これを適宜書き換えたあとで gate-pip-renew(1) コマンドの入力として与えます。 登録内容の変更は承認を必要とせず、 次回の gate-daily(8) 実行時に反映されます。 (なお、登録内容の変更を WWW 経由で行うために gate-pip-renew.cgi が用意されています)
登録を抹消する場合は gate-pip-withdraw(1) コマンドを用います。
このことにより,
が発生します.
豊田英司 mailto:toyoda@gfd-dennou.org
山田学 mailto:mym@ep.sci.hokudai.ac.jp
奥山尚範 mailto:okuyama@gfd-dennou.org
森川靖大 mailto:morikawa@ep.sci.hokudai.ac.jp