Heki, K., Y. Hamano, M. Kono and T. Ui, Palaeomagnetism of Neogene Ocros dyke swarm, the Peruvian Andes: implication for the Bolivian orocline

Geophys. J. R. Astr. Soc., 80, 527-534, 1985.

博士課程１年の夏に参加した海外学術調査「中部アンデスの地球物理学的研究」の うち、ペルー山岳地帯の新第三紀岩脈群の古地磁気測定結果を論文としたもの。 博士３年の夏に投稿しましたが、一度リジェクトされ最終的に二年後に雑誌に掲載 されました。一連の中部アンデスの古地磁気に関する仕事のうち、最も新しい年代 のもの。ここでもやはり白亜紀等と同様反時計まわりの回転が見られますが、ボリ ビアン・オロクラインの生成時期がこのデータのためぐっと新しくなりました。 なおこの岩脈群に近いアヤクチョの街はその後反政府ゲリラの拠点として容易に 近づけない場所になってしまいました。