Heki, K., G.R. Foulger, O. Alp and M. Ergun, The 1989 GPS Campaign in SW Turkey: Data analysis

Proceedings of XX General Assembly IUGG, Vienna, Austria, 1991, IAG Symposium 109, Permanent Satellite Tracking Networks for Geodesy and Geodynamics, edited by G.L. Mader, Springer Verlag, New York, 131-140, 1993.

1989年に行われたトルコ南西部のGPS測量の解析結果。トルコ西部に発達するエーゲ 海から続く東西走向の地溝をはさむ南北基線の伸長を検出しようと試みたGPSキャンペー ン。英国のDurham大学とトルコ共和国Izmir市のDokuz Eylul 大学の共同研究。トルコ では測量データは軍が一切取り仕切っており、このデータもトルコ軍の測地担当Alp 将校と共同で解析し座標値の「変化」のみを公表するという条件でデータの持ち出しが許可 された。このGPSキャンペーンの第2回の予算は認められなかったが、米国MITを中心とした 大規模なトルコ国内のGPS測量が行われ、我々のデータもそこで活用されている。今ではトル コ国内の速度場は日本なみに詳細に研究されています。かつての座標値持ち出しに関する厳 しい規制の現状は不明。

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日置幸介 (email: heki@ep.sci.hokudai.ac.jp)