インターネットに接続するためにここでは
- ネットワークカードドライバのインストール
- IP アドレスなどのネットワークパラメータの設定
という二つの作業を行ないます。
情報実験機ではマザーボードに一体化したネットワークカードを使用しています
(このことを「ネットワークカードがオンボードで実装されている」と言います。
一体化しているのにカードと呼ぶのは奇妙かもしれませんが、カードと呼ぶのが
慣例となっているようです)。
マザーボード (ASUS 社製 P5P800) 上のネットワークカード
付属のドライバは Windows XP に対応していません。そこで対応するドラ
イバを web 上からダウンロードしてそれをインストール
するか, あるいはマザーボード付属品のサポート CD を使ってインストールする
必要があります。
今回はマザーボード付属品のサポート CD を使って情報実験機にインストールして
ください.
[1.1] ネットワークカードが OS に認識されているか確認
Windows が現時点でネットワークカードを認識しているか調べましょう。
- [スタート] → [マイコンピュータ] → 左側に表示される [システム情報を表示する (システムのプロパティ)]
- [ハードウェア]タブ から [デバイスマネージャ] をクリック。
- "?その他のデバイス" 以下の "?イーサネットコントローラ" をダブルクリック
- "イーサネットコントローラのプロパティ"が表示される。
"イーサネットコントローラのプロパティ" を見ると「このデバイスの
ドライバがインストールされていません」となっていてネットワークカード
が OS から認識されていないことが分かります。
[1.2] ネットワークカードドライバの入手 (今回はサポート CD を使うのでスキップします。一通り読んで [1.3] に進んでください)
Windowx XP に対応したネットワークカードのドライバを web 上から
ダウンロードして実験機にインストールします。この作業は当然ネットワーク
に接続しているマシンが必要になります。そこで今回は 3n マシンまたは VTA のマ
イマシンを使って行なうことにします。
ダウンロードしたドライバファイルを 3n 機で USB メモリにコピーして
情報実験機にインストールします。
入手先は
http://www.driverstock.com/ASUS-P5P800-driver-download/6-9-10166/index.html
です。
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1. 3n 機のブラウザ上から入手先の Web を表示する。
2. 同 web 上にあるドライバの中から
"ASUS P5P800 LAN driver" の "Windows XP 用(Version 1.04)" の項目に進み、
"Download ASUS P5P LAN Driver" をクリックする。
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3. web ページ上に表示された 5 つの文字列を打ち込み、"Download" をクリック
する。
4. ダウンロードが完了したら USB メモリにファイルをコピーする。
(3n マシンに Linux しか入っていない場合は VTA の人にコピーの仕方
を聞いて下さい。)
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[1.3] ドライバのインストール
ドライバを実験機にインストールしましょう。
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サポート CD を入れると左図のような画面が表示される。
ここで"Marvell Gigabit LAN Driver" を選択する。
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"インストールウィザード画面" が表示されたら [次へ] を押す。
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使用許諾契約書を一通り眺めて"使用許諾契約に同意します"をチェックし
[次へ] を押す。
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"Readme" (インストールに関する注意)が表示されるので、一通り眺めて [次へ]
を押す。
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"「インストール」をクリックして、インストールを開始してください。"と表示
されるので、[インストール] を押す。
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"デバイスマネージャ" の"ネットワークアダプタ"に
Marvell Yukon 88E8001/8003/8010 PCI Gigabit Ethernet Controller の項目が
出来ていることを確認。
"Marvell Yukon 88E8001/8003/8010 PCI Gigabit Ethernet Controller のプロパティ"
を開いて、"このデバイスは正常に動作している" ことを確認する。
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2.1 ネットワークウィザードによるネットワークセットアップ
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[スタート]→[コントロールパネル]→[ネットワークとインターネット接続]
へと進み、
"ホームネットワークまたは小規模オフィスのネットワークをセットアップまたは
変更する"
を選択する。"ネットワークセットアップウィザードの開始" となるので
[次へ]。"続行する前に" も[次へ] を押す。
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"接続方法を選択してください" では、
"ネットワークの別のコンピュータ経由または住宅用ゲートウェイ経由でネットワーク
に接続している"を選択して [次へ]。
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"このコンピュータの説明と名前を入力してください" では、
- コンピュータの説明 : inex
- コンピュータ名 : JOHO**
と入力して [次へ]。"ネットワークの名前をつけて下さい" では
「EPNETFAN」と入力。
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"ネットワーク設定を適用する準備ができました" で設定の確認をして
[次へ]。"もう少しで完了です" では
"ほかのコンピュータでウィザードを実行する必要はない (ウィザード終了)"
を選択して [次へ]。 以上でネットワークセットアップウィザードが完了。
再起動を求められるので再起動。
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2.2 ネットワークパラメータの入力
以下に示すネットワークパラメータを入力してネットワークに接続します。
情報実験機での設定項目
設定項目 |
答え方 |
IP アドレス |
192.168.16.1** (** には各 PC の番号を入れて下さい) |
サブネットマスク |
255.255.255.0 |
ホスト名 |
joho** (** には各 PC の番号を入れて下さい) |
ドメイン名 |
ep.sci.hokudai.ac.jp |
DNS |
優先:133.87.45.70, 代替: 133.87.45.66 |
デフォルトゲートウェイ |
192.168.16.1 |
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[スタート]→[コントロールパネル]→[ネットワークとインターネット接続]
へと進み、"コントロールパネルを選んで実行します" 以下の
[ネットワーク接続]
を選択する。左のようなウインドウが表示される。[ローカルエリア接続]
をダブルクリック。
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"ローカルエリア接続の状態" では [プロパティ]をクリック。
"ローカルエリア接続のプロパティ" が表示される。ここで
"インターネットプロトコル (TCP/IP)" を選択して [プロパティ] を押す。
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次に表示される"インターネットプロトコル(TCP/IP)のプロパティ"
でネットワークパラメータの入力を行なう。
- "次の IP アドレスを使う" をチェックし該当する事項を、上の表の
参照して入力する。
- "次の DNS サーバを使う" をチェックし該当事項を入力。
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DNS サーバのアドレス入力が終ったら [詳細設定] に進む。DNS タブをクリック。
"この接続の DNS サフィックス" に 上表の 「ドメイン名」"ep.sci.hokudai.ac.jp"
を入力する。"この接続のアドレスを DNS に登録する" のチェックを外し [OK] を
クリックする。
すると、一つ前の "インターネットプロトコル (TCP/IP) のプロパティ" の
設定画面に戻るので, ここでも [OK] をクリックする。
最後に "ローカルエリア接続のプロパティ" 画面に戻るので [閉じる] を
クリックする.
これでパラメータの入力は終了です。
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展開したウインドウを閉じる際に、"ローカルエリア接続の状態" を確認して
ください。"接続" の欄の状態が"接続"となり、継続時間の時計が動作しています。
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[2.3] 接続の確認
それでは実際にブラウザを立ち上げてネットワーク接続が成功したか確認
してみましょう。
[スタート] → [インターネット (Internet Explorer)] としてブラウザを起動します。
"アドレス" の欄に "http://www.ep.sci.hokudai.ac.jp/~inex/" と入力してみましょ
う。ちゃんと INEX のページが表示されましたか?
尚、OS インストールした直後はソフトウエアが出荷時の状態ままで、
出荷後に見つかったプログラムミス(バグ)に対応できていません。
クラッカー達は大抵はネットワークを通じ、そうした「穴」に付け込んで
不正侵入等の悪事を企てます。
ですから OS インストール後、ネットワークに接続可能になったら、
すぐに古くなったソフトウエアを更新する必要があります。
その方法は次の "ユーザアカウント・パスワードの設定"の後に説明します。
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(ユーザアカウント・パスワードの設定)