これは, 学部生を対象とした講義「情報実習」で学部生が Debian GNU/Linux 4.0 (etch) をインストールをするためのマニュアルである.
ここからは多くのメッセージが表示され, 多くの設定作業を伴います. レポートに書き漏らさぬよう, 適切に記録をとることをお勧めします.
またこのマニュアルはベータ版です. この通りに進まないことや, 説明の足りていない箇所が多々あると思われます. マニュアルに書いていなことも調べレポートに書いてください.
今回は EP FTP サーバ ftp://ftp.ep.sci.hokudai.ac.jp/pub/Linux/を使う. (これは授業のために一時的に設置したもである. 授業以外で必要な場合は Debian の公式サイト http://www.jp.debian.org/CD/netinst/ 等から入手できる.)
http://http://www.ntfs.com/iso_burner_free.htm
インストール CD を入れて起動,
Press F1 for help, or Enter to boot:
と表示されるので, 「installgui netcfg/disable_dhcp=true」と入れて Enter を入力.
「Japanese 日本語」 を選択
「日本 (106 キー)」を選択
手動で設定する
Windows の領域がすでに存在しているので, 残りを Linux の領域として使用する. 前回 Linux 領域を作成したが, 今回はそれを一旦削除し, Windows の領域のみにしてから Linux 領域を作成する.
元の画面にもどったら, 「パーティショニングの終了とディスクへの書き込み」を選択.
root と一般ユーザパスワードを入力する.
インストールが終了すると, debian package の利用調査に参加するかどうか 聞かれる. ここでは「いいえ」チェックボックスにマークし, 続行
「標準システム」にのみチェックを入れる, 必要なものは OS インストール後手動でインストールすればよい.
「マスターブートレコードに GRUB をインストールしますか?」と聞かれるので「はい」を選択.
インストールが終了したら, CD-ROM をドライブから取り出し, 再起動.
今までの作業でシステムの本体のインストールは終了です. しかし, kterm 等の必須パッケージが未だインストールされていないため, それらをインストールする必要があります. また使わないパッケージの削除も同時に行います.
ネットワーク経由でインストールする際には, Debian 用パッケージをネットワークの何処から取得するかを記述する必要があります. vi を使って自らの手で書くことにします. まずは root になって、その後、以下のファイルを開きます.
# vi /etc/apt/sources.list
既にある行をすべてコメントアウトし, 以下の 1 行を記述しましょう.
deb http://dennou-h.gfd-dennou.org/library/Linux/debian etch main contrib non-free
編集が終わったら保存をします. そして今書いた設定を有効にするために, 以下のコマンドを実行します.
# aptitude update
下準備として, 文字化けを防ぐために言語環境を英語にします.
# export LC_ALL=C # export LANG=C # export LANGUAGE=C
パッケージの追加
# aptitude install sudo # aptitude install x-window-system-core xserver-xorg # aptitude install gnome-core # aptitude install ttf-vlgothic ttf-sazanami-mincho ttf-sazanami-gothic # aptitude install uim-xim uim-gtk2.0 uim-applet-gnome
「x-window-system-core」の追加中に画面の解像度を聞かれることがある. その時は 「1024x768」(もしくは 「1024768」) を選択
更新されたパッケージの upgrade
# aptitude upgrade
それでは, 引き続き インストール後の設定を行います
最終更新: unknown (unknown), 作成日: unknown (unknown) | EPnetFaN © 2008 |