[4]組み立て方法
工具と収納箱を手元におく. パーツが揃っていることを確認する.
また組み立てる際は, 以下の手順だけではなく必ずマザーボードなど, 付属している説明書を熟読して下さい.
以下に組み立ての途中経過を示す.
ただし,
始まり[1]-[2],
終り[18]-[22],
の間にある
[A]-[Q],
は順番通りでない. 各自, あらかじめ手順を考えて組み立てること.
なお, 手順は出来るだけ各パーツに負荷がかからないように工夫すること.
- パーツを揃える. 不足しているものが無いか確認する.
- 筐体を開ける.
- 筐体に DVD ドライブ
を取り付ける.
取り付けの際にはねじを使わずにレール上をスライドさせて取り付ける.
- マザーボードに拡張カード
(グラフィックカード
)
を挿す.
- 筐体の背面部にあるファンを取り外す.
- マザーボードに CPU と
CPU ファンを取り付ける
(マニュアル参照). (詳しい解説).
その後筐体にマザーボードを
取り付ける. マザーボードを傷つけないよう注意すること.
- マザーボード(2か所)と筐体のファンから延びている白いコネクタに
電源ケーブルを接続する(1か所).
- 筐体にハードディスクドライブ
(HDD)を取り付ける.
- 筐体の背面部にあるファンを取りつける.
- I/Oパネル交換 手を切らないように! 外し方にコツがいる.
- VGA ケーブル(ディスプレー入力端子), マウス, キーボードを本体に
接続する.
- LED, スイッチなどのケーブルをマザーボードに繋ぐ(マニュアル参照).
- マザーボードに IDE ケーブル, SATA ケーブルを接続する.
- マザーボードにメモリを
取り付ける. 2 枚とも黄色のソケットに取り付けること.
- 空いている拡張カードベイは付属の板で塞ぐ.
- HDD に電源ケーブル, SATA ケーブルを接続する.
- 電源ボックスの取り付け.
- DVD ドライブに電源ケーブル, IDE ケーブルを接続する.
- 筐体背面の電源コードを接続する.
- ケースを閉める前に PC を起動させる. BIOS が立ち上がるか確認する.
- キーボードの入力は受け付けるか確認する.
※修正をする際には,筐体背面の電源コードを
抜いて, マザーボードの下の方にある緑色の LED が消えたことを
確認してから作業に入ること!(怠ると感電する可能性あり!)
- 全てが正常に動作していることを確認したら,電源を落とし,
筐体背面のコード類を全て抜いて,筐体に蓋をする.
- 机の上を整理する.
正しく組み立てられたか, 以下のことを確認する.
- ファンがちゃんと回転している.
CPU, 及び電源のファンがちゃんと回転しているか確認する
CPUの冷却用ファンがちゃんと動作していないと CPU が熱暴走し,
最悪 CPU その他のパーツが壊れる.
また, 電源のファンがちゃんと動作していないと最悪火事になる.
ちゃんと両方のファンが回転していることを確認すること.
- LED ランプが正常に点灯している.
電源がオンになっているときに電源ランプが,
ハードディスクにアクセスしている時にハードディスクランプが
正常に点灯していることを確認する.
ハードディスクにアクセスしていないのにハードディスクランプが
点灯しっぱなしだったり, 逆にアクセス中なのにランプがつかない
場合, LEDケーブルの配線が間違っている.
- BIOS が, 今回接続したハードウェアを認識している.
BIOS (次回の講義で解説します)が組み立てたハードウェアを認識
していることを確認する. BIOS は PC の電源を入れた直後, ASUS
のロゴが出ている間に DELETE キーを押す(右下にメッセージが
出ている).
以下, チェック項目.
- CPU の温度
(32度程度) ([Power]→[Hardware Monitor])
- メモリのサイズ ([Main]→[System Information])
- CPU のファンの回転数 (2000 rpm 〜 3000 rpm) ([Power]→
[Hardware Monitor])
- CPU の製造元とクロック数 ([Main]→[System Information])
- HDD が認識されているか ([Main] の SATA1
の項目)
- DVD ドライブが認識されているか ([BOOT] -> [Boot Device Priority] ->[IDE:HL-DT-ST DVDRAM GSA-4120B])
- 電源ファンの回転速度が 500RPM ほどで赤く警告表示されるが、仕様なので無問題
※ CPU の温度には特に注意してください.
温度が高すぎる(70度以上)とシステムが起動しなくなるだけでなく,
火災の危険があります.
以上のことが確認出来たら, 物品チェック表で物品の過不足がないか確認する.