情報実験機 組み立て・分解マニュアル

  1. 注意事項
  2. INEX PC パーツ一覧
  3. 分解方法
  4. 組み立て方法

[4]組み立て方法

[4.1]準備

工具と収納箱を手元におく. パーツが揃っていることを確認する. また組み立てる際は, 以下の手順だけではなく必ずマザーボードなど, 付属している説明書を熟読して下さい.


[4.2]手順

以下に組み立ての途中経過を示す. ただし, 始まり[1]-[2], 終り[18]-[23], の間にある [A]-[R], は順番通りでない. 各自, あらかじめ手順を考えて組み立てること. なお, 手順は出来るだけ各パーツに負荷がかからないように工夫すること. また, 筐体内で熱がこもらないように通気性に配慮すること.

  1. パーツを揃える. 不足しているものが無いか確認する.
  2. 筐体を開ける.
  1. 光学ドライブに SATA ケーブルを取り付ける.
  2. 筐体に 光学ドライブを取り付ける.
  3. マザーボードにネットワークカードを取り付ける.
  4. 筐体にマザーボードを取り付ける.
  5. マザーボード(2か所)に電源ケーブルを接続する.
  6. マザーボードに筐体のファンから伸びている白いコネクタを接続する.
  7. 筐体にハードディスクドライブを取り付ける.
  8. 電源ボックスと光学ドライブを電源ケーブルで接続する.
  9. マザーボードとハードディスクドライブを接続する.
  10. I/O パネルにマウス, キーボードを接続する.
  11. 電源ボックスとハードディスクドライブを電源ケーブルで接続する.
  12. マザーボードにLED, スイッチなどのケーブルを繋ぐ(マザーボードのマニュアル参照).
  13. マザーボードにメモリを取り付ける. (基本的には2 枚とも水色のソケットに取り付けるが, 計算機によっては水色のソケットが壊れている場合があるので, 担当VTAと相談すること.)
  14. ハードディスクドライブに SATA ケーブルを取り付ける.
  15. ディスプレイとマザーボード側のVGA端子を VGA ケーブルで接続する.
  16. マザーボードと光学ドライブを接続する.
  17. 筐体に電源ボックスを取り付ける.
  18. マザーボードにCPUCPU ファンを取り付ける (マニュアル参照). (詳しい解説)
  1. 筐体背面の電源コードを接続する.
  2. ケースを閉める前に PC を起動させる. UEFI が立ち上がるか確認する(F2 or Delete キーを押す).
  3. キーボードの入力は受け付けるか確認する.
    ※修正をする際には,筐体背面の電源コードを 抜いて, マザーボードの下の方にある緑色の LED が消えたことを 確認してから作業に入ること!(怠ると感電する可能性あり!)
  4. 次節の項目を確認する.
  5. 全てが正常に動作していることを確認したら,ディスプレイの電源を落とす.
  6. 机の上を整理する.

[4.3] 確認作業

正しく組み立てられたか, 以下のことを確認する.

CPU の製造元とクロック数, メモリのサイズの確認

CPU の温度 (30-35 度程度が望ましい)

電源ファンの回転速度が 500RPM ほどで赤く警告表示されるが、必要時以外は回転数を抑える仕様なので問題ない.筐体のファンをマザーボードに接続しておくとその他のファンの回転スピードも表示されるようになる.

HDD が認識されているか確認 ([Main] の SATA1の項目)

DVD ドライブが認識されているか確認


※ CPU の温度には特に注意してください. 温度が高すぎる(70度以上)とシステムが起動しなくなるだけでなく,火災の危険があります.

[4.4] Advanced Mode で設定変更

Advanced Mode で各種設定を変更してみましょう. Advanced Mode に切り替えるには, セットアップ画面の右上にある [Exit / Advanced Mode] ボタンをクリックします. ウィンドウがポップアップするので, さらに [Advanced Mode] をクリックしてください. このほか, F7 キーを押す方法もあります.

Advanced Mode には設定項目が大きく分けて6つ存在し, 画面上部に表示されているタブから選択することができます. 各設定項目の大まかな内容は次の通りです.

設定変更例:POST の実行結果が表示されるようにする
デフォルトの設定では電源を投入した後はメーカーのロゴ画面が表示されるようになっていますが, ロゴ画面の代わりに POST の実行結果が表示されるように設定することができます. (起動順位の設定で,UEFI入りドライブが最優先になるようにすること!!この設定をしておかないと,起動しなくなります!!)
手順は以下の通りです.

  1. Advanced Mode の設定画面から [Boot] を選択する.
  2. [Full Screen Logo] を [Disabled] に設定する.
  3. [POST Report] の表示時間を設定する. [Untill Press ESC] を選択した場合は, Esc キーを選択するまで POST の実行結果が表示される.

[4.5] CMOS クリア

不用意に UEFI の設定を変更すると起動不能に陥ってしまうケースがあります. このような場合は, 設定情報が保存されている CMOS を強制的にクリアすることで対処します. CMOS クリアした時点で CMOS の内容はまっさらになります. この状態で起動すると, UEFI が CMOS の異常を検知して起動中断します. この段階でデフォルトの設定を読み込むことで, 初期化することができます.
CMOS クリアの手順は以下の通りです.

  1. 計算機の電源を落とす.
  2. マザーボードに取り付けているボタン電池を外してしばらく待ち, 再度取り付ける.
  3. 起動画面で F1 キーを押す.



本日のスケジュールページへ戻る

最終更新日: 2017/06/07 吉田辰哉 2017 年度版作成 Copyright © 2000-2017 inex