前回作成したSSH鍵を使用して理学部8号館にある情報実験機にリモートログインしてみましょう.情報実験機には前回皆さんが課題として送ってくれた 公開鍵を登録したアカウントを既に作成してあります.今後の実習では,今回紹介する方法で情報実験機のそれぞれのアカウントにリモートログインし, 作業を進めていくことになりますので,実習を進めていくうえで分からないこと等があったらzoomやメーリングリストでどんどん質問してください.
打つべきコマンドはどのOSでも基本的に一緒です. これはどのOSにもSSH接続を行うために似たようなソフトウェアがインストールされているからです.では具体的な手段を説明していきます.
まずはSSH接続を行うためのソフトウェアを立ち上げます.Windowsの場合はコマンドプロンプトを,Macの場合は"ターミナル.app"を立ち上げます. 立ち上げ方は前回の資料を見てください.立ち上げたウインドウに以下のコマンドを入力していきます.今回使用するコマンドはWindowsでもMacでも ほとんど同じです.プロンプトは基本的に"$"で説明しますので,Windowsを使用している人は">"だと思ってください."$",">"自体はコマンドの入力待ちであることを示す文字なので,入力する必要はありません.
$ ssh hoge@hostname |
$ ssh hoge@hostname The authenticity of host 'hostname' can't be established. RSA key fingerprint is ***************************************. Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? |
上手く接続できると,以下のような入力待ちの画面になります.これは情報実験機のOSであるDebianの標準的なコマンド入力待ち画面です. つまり,皆さんの手元の計算機のコマンドプロンプトは今や理学部八号館にある情報実験機の入力画面であり,そこに入力したコマンドや 処理の結果は八号館に設置されている情報実験機が処理した結果,ということになります. Debianとはどのような特徴を持ったOSなのかは次回詳しく説明します.
hoge@johoXX.hero.fuga.jp $ |
先程までの作業が問題なく済んでいれば,皆さんのコマンドプロンプトは理学部八号館の情報実験機と接続され,操作するための窓口となっています. ここで以下のコマンドを入力し,その結果のスクリーンショットを撮影し,moodleにアップロードしてください.スクリーンショットを撮影する際には,プライバシーに十分注意してください.スクリーンショットの撮影方法が分からない場合は,zoomやメール等で聞くか,各自で調べてください.
$ ls -a |
なお"ls -a"はそのディレクトリに存在するファイルやディレクトリの一覧を表示するコマンドです. 本文には前回と同じく作業の際に躓いたことや, 分かりにくかったことがあれば書いてください また, 作業が終了した後は以下のコマンドを打ち, 情報実験機からログアウトしましょう.
$ exit |
最終更新日: 2021/04/13 山東 俊太 更新 | Copyright © 2002-2021 inex |