[3]分解
[3.1]準備
工具と収納箱を手元におく. ケーブルやねじをたくさん外すが, 無くさないよう
小袋にまとめるか, とりだしたパーツに再固定し, 収納箱中に入れておくよ
うにする. 小さなパーツについても同様である.
情報実験機は以下のようになるまで分解する.
before
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after
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[3.2]手順
- 電源が入っていて, OS が立ち上がっている状態なら, VTA が shutdown を行う. やり方は root 権限になって,
# shutdown -h now または # halt -p
- モニタ, 本体ともに電源を切る. 電源コード, 本体とディスプレイを結ぶケーブルを外す. ディスプレイはこれ以後いじらないので, 邪魔にならない場所に移しておく.
またネットワークケーブルも外しておく.
- マウス, キーボードを取り外す.これらも使わないので,邪魔にならない場所に移しておく.
- 本体ケース (筐体) のカバーを外し, 内部が見えるようにする. カバーは邪魔にならない安全な場所に移しておく.
- 筐体を横に倒し, ネットワークカード, メモリを取り外す. これらの電子回路がついたパーツはすべて静電気防止袋にいれること.
- マザーボードやハードディスクドライブ等につながる電源ケーブル, LED ケーブルを抜く.
電源ケーブルにはツメがあるので, これを外しながら行う.
- SATA ケーブルを取り外す. ツメがあるので, これを外しながら行う.
- 筐体を立てて, ハードディスクドライブ, 光学ドライブを取り外す.
取り外したネジは無くさないようにディスクの両側面につけるか,ねじ袋に入れること.
- 再度筐体を横にして, 電源ボックスを外す.
- CPU ファンを取り外す. 今回の実習ではCPUは取り外しません! もし外す場合は後述の補足を参照
- CPU のファンを取り外す. ファンからマザーボードにつながる電源ケーブルを抜き,
マザーボードに刺さっている 4 つのピンをマイナスドライバーを用いて 90 度まわし, 抜く. この際, ファンは静電気防止袋に入れなくてよい.
- ウェットティッシュでCPU表面のグリスを拭う.
- CPUファンをコンテナケースに入れる.
- マザーボードを取り外す. 標準では 6 箇所スペーサー上にネジ止めされている.
スペーサー上で基盤を動かすと回路が痛むので要注意である.
注意:マザーボードの分解は絶対に行わないこと
- 分解したパーツは収納箱に整理して保管. 筐体はカバーをつける.
- 時間があれば各パーツについたゴミやほこりを取り除く (エアダスターを用いてよい).
[補足]CPUの外し方
- CPU を取り外す. CPU, およびソケット部は非常に壊れやすいので注意して取り扱うこと.
手順や部品名の詳細は CPU の取り扱い説明書を参照すること.
- CPU のファンを取り外す. ファンからマザーボードにつながる電源ケーブルを抜き,
マザーボードに刺さっている 4 つのピンをマイナスドライバーを用いて 90 度まわし, 抜く. この際, ファンは静電気防止袋に入れなくてよい.
- マザーボードの CPU スロットのソケットレバーをはずしロードブレードを開く.
- CPU スロットから CPU を丁寧にぬく. CPU はすぐに CPU 用のケースに収納する.
- CPU 用のケースに収納したあと, ウェットティッシュで表面のグリスを拭う.
- ロードブレードを閉じ, CPU用の保護カバーをロードブレードの上に差し込む. また,ソケットレバーがロックしているかを確認する.
- CPUファンをコンテナケースに入れる.
今日の作業はこれで終わりです.
次のページは組み立て(次回)の方法です.予習したい方はどうぞ.
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