国際標準電離層委員会
The International Reference Ionosphere
IRIWorkshop
- A joint project of the Committee on Space Research (COSPAR)
and the Union of Radio Science (URSI) -
(国際標準電離層委員会:宇宙空間研究委員会・電波科学連合共同プロジェクト)


1.
背景と目的

 宇宙科学研究と宇宙開発を目的とする宇宙空間研究委員会(COSPAR)と電波科学研究とその宇宙への応用・開発を目的とする電波科学連合(URSI)は,通信やGPS運用に多大な影響を与える電離層の研究とその標準モデル構築のために国際標準電離層委員会を設置した(1968年).世界各国の約50名からなる委員会は,国際標準電離層モデル(IRI)を構築しホームページで一般に公開している.標準電離層モデルは,長短波を用いた地上間通信や衛星通信の電波通信障害予報,GPSによる航空機・船舶・車の位置情報障害予報や位置情報補正に使用されている.また,電波を利用した宇宙観測データの補正にも利用されている.電離層の構造とその変動は,太陽活動や太陽風変化により大きな影響を受ける.最近の研究からは,対流圏での気象変化の影響が電離層に及んでいること,地震発生やその前兆としての電離層変動も明らかにされつつある.しかし,それらすべての影響を考慮した標準電離層モデルは未だ構築されていない.遇数年に開催される宇宙空間研究委員会と奇数年に世界各地で開催される国際標準電離層委員会で最新の研究成果を発表し,国際標準電離層モデルに研究成果を組み込む作業を行っている.宇宙科学技術・開発が最も進展している日本は,ロケットや衛星,地上観測など50年以上にわたり電離層研究の主導的役割を担ってきた.日本の研究成果は,国際標準電離層モデル(IRI)に組み込まれている.しかし,アジア地域の電離層データはアフリカとともに十分ではなく,高精度な国際標準電離層モデル(IRI)構築のネックとなっている.宇宙科学技術開発を急速に発展させている中国,台湾,韓国,インドや,通信の発達に伴う宇宙科学技術者の養成と招聘を実施しているインドネシア,ベトナム,タイ,フィリピンの科学者・技術者と連携を取りながら国際標準電離層モデル(IRI)構築を進める必要性に迫られている.鹿児島県には,宇宙航空研究開発機構(JAXA)のロケット・衛星打ち上げ基地や情報通信研究機構の電離層観測施設が設置されている.鹿児島県は電離層変動が頻繁に発生する地域としても世界的に知られている.アジア各地からの距離も近く,アジアの研究者の参加を期待できる地域でもある.20087月にモントリオールで開催された宇宙空間研究委員会/標準電離層委員会は,宇宙科学研究と宇宙開発が急速に進展しているアジア地域で国際標準電離層委員会を2009年に開催することを決定し,その開催場所をアジアでの宇宙科学・宇宙開発の中心的存在である鹿児島市とした.今回開催予定の国際標準電離ワークショップは,招待講演,投稿論文発表,ビジネスミーティング,電離層観測施設視察,アウトリーチで構成される.

2.
主催

 国際標準電離層委員会実行委員会

3.
開催地

 鹿児島市 鹿児島大学稲盛会館

4.
開催期間

 2009112日(月)〜 7日(土)

5.
参加者予定数

 およそ100 名 (約50名の海外からの参加者を含む)
 参加国:日本,韓国,中国,台湾,ベトナム,フィリピン,タイ,インドネシア,インド,イラク,オーストラリア,イギリス,フランス,ドイツ,オーストリア,スペイン,イタリア,ギリシャ,ブルガリア,トルコ,ロシア,ポーランド,南アフリカ,プエルトリコ,カナダ,アメリカ,ブラジル,アルゼンチンなど28カ国以上

御協賛団体・企業(申し込み順にバナーリンクが並びます)

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[IRI2009 Workshop]