postgreSQL を利用するために必要な環境の設定を行う。postmaster を起動してデータベースを立ち上げる。
ここで行う環境の設定は postgres だけでなく、他の postgreSQL を使うユーザについても必要である。
ここではシェルとして bash を使っている。以下の設定はシェルによって異なるので bash 以外のシェルについての設定は参考文献等を参考されたい。
postgreSQL で使うコマンドを実行できるように、コマンドサーチパスにこれを追加する。ホームディレクトリにある .bashrc に
export PATH="$PATH":/usr/local/pgsql/bin
を追加する。この設定を有効にするには以下のコマンドを実行する。
$ source .bashrc
環境変数を設定する。ホームディレクトリにある .bashrc に以下を追加する。
(POSTGRES_HOME のパス)
export POSTGRES_HOME=/usr/local/pgsql
(/usr/local/pgsql/lib のある場所)
export PGLIB=$POSTGRES_HOME/lib
(データベース領域のある場所)
export PGDATA=$POSTGRES_HOME/data
(postgreSQL の man の置いてある場所)
export MANPATH="$MANPATH":$POSTGRES_HOME/man
この後
$ source ~/.bashrc
を実行する。
ユーザ postgres になり
$ initdb
を実行。
以下の点を書き換える。
編集前 | 編集後 |
#silent_mode = false | silent_mode = on |
#tcpip_socket = false | tcpip_socket = on |
#syslog = 0 | syslog = 2 |
postmaster を起動するには
$ postmaster
確認するには
$ ps ux
を実行し postmaster が表示されているかをチェック
※ もしも起動しなかった時は以下を実行
$ pg_ctl -w start
$ pg_ctl (-m f) stop
※ 使用中のユーザがいる場合は( )内のオプションをつける。この時使用中のユーザは強制終了させられる。
PC UNIX ユーザのための PostgreSQL 完全攻略ガイド 改定第3版
石井達夫 著 / 技術評論者 / 2001