ROCKS in Hokkaido University Campas(6)

−北海道大学キャンパスに見る−
さまざまな岩石・鉱物


農学部と理学部の間の
エルムの木陰に


溶結凝灰岩(札幌軟石)
welded tuff

(産地:札幌市石山)



2001.10.25




農学部と理学部のあいだのエルムの木陰に,支笏溶結凝灰岩でできた古い建物がある.この凝灰岩は「札幌軟石」と呼ばれ,札幌の創世時代に街のあちらこちらで使用され,親しまれた.建物の基礎部分の5段目までは,硬い閃緑岩(深成岩の一種)が使われていて,窓のところから屋根の下までが「札幌軟石」でできている.

支笏溶結凝灰岩「札幌軟石」は,支笏カルデラができた約3万3千年前,大規模な火砕流が発生し,札幌〜千歳〜苫小牧付近の低地帯を広く埋積した火砕流堆積物が固まってできた.その時,火砕流堆積物は高温で,堆積した後に軽石や火山灰が溶結して固くなり,溶結凝灰岩になった.近づいて見ると...溶結凝灰岩の基質部分は細粒の火山灰(灰白色)からできて,多数の軽石(白色)や火山岩片(褐色)が含まれている.

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