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島弧深部の岩石が露出する日高山脈:
マグマの源を見る

『岩石標本』展示担当:新井田清信


「日高島弧」の地質断面
日高山脈は,約5,000万年前から1,400万年前につくられた変成岩や深成岩からできています.これらの岩石が山脈の稜線にそってほぼ南北方向に帯状に分布し,「日高変成帯」と呼ばれています.ここは,北米プレートとユーラシアプレートのちょうど境界部に位置します.日高山脈の浮き上がり(山脈上昇)は,約1,300万年前にはじまり,地質構造の解析から「北米プレート南縁の千島弧が西進して南西端が西側に衝上したため」と説明されています.




日高山脈の地質を,山脈を東西方向に横切る地質断面図で見てみましょう(図参照).

「日高変成帯主帯」と呼ばれる山脈中央部は,もっとも深い上部マントルから持ち上げられたかんらん岩,地殻下部でできたグラニュライトから角閃岩や黒雲母片麻岩,地表近くでできたホルンフェルスまで,東側に向かって順次重なり合っています.ちょうど上部マントルから地殻下部〜地殻上部までのリソスフェア(岩石圏)にあたります.

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