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島弧深部の岩石が露出する日高山脈:
マグマの源を見る

『岩石標本』展示担当:新井田清信


「日高島弧」の地温勾配とモデル断面
変成岩がつくられた温度・圧力の見積もりから,日高山脈はかつて地下25 kmの深さで温度が850℃に達するような地温勾配の高い地域(地下増温率34℃/km以上)であったと考えられます.


このことは,グラニュライトや角閃岩などの高度変成岩が融解してトーナライト質マグマを多量に生じていること,はんれい岩や花こう岩などの深成岩をつくった大きなマグマ溜まりが変成岩中に多数みられることからもわかります.

日高山脈の変成岩や深成岩のなりたちを「日高変成帯の形成をしめすモデル断面図」に描いてみました(図参照).


日高山脈の地質によく似た地域を地球上でさがしてみると,現在の日本列島のような火山活動の活発な島弧の深部にあたります.そこで,ここでは日高山脈の地質を「日高島弧」と愛称します.

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