インストールが完了した後は、各種設定を行った。 まず、rootでログインする。はじめは当然パスワードがないのでrootのパスワードを登録する。つぎにadduserでユーザ登録をした。 Can you read Japanese chars on this term? [y/N] ときかれ y と答えるとなぜか文字化けする。漢字を表示するためのkonというコマンドがあるが、PC-98ではマシン自体に漢字ROMを持っているのでkonを使う必要はないはず。(あとで『Linuxインストールキット第2版』を買って読んでみると、使ってはいけないと書いてあったのだが。なぜ?)仕方がないのでadduserは英語で行うことにした。幸いきかれる内容はごく簡単だし、はじめのユーザ名(ログイン名)と最後のpassword以外はEnterキーを押すだけでよいので問題はない。 そして次にやることといったらやっぱりX
Windowの設定でしょう。しかし!ここが大苦難の第二波だった。 PC-9821 Xe10,Xa7e,Xb10,...(省略)...V12/13/16/20,Xc13,(Cirrus Logic) と長々と書かれている。なんじゃこりゃ!?そういえばXF98Setupのグラフィックカードの一覧にPC-9821V13、V16とかいろいろあった。僕のマシンはV20だからV20を選べばいいのかな?(僕っていつもこうやって適当なのね。)ということで試してみると、前回でた”おめでとうございます。”が出ずにCan't connect:error=111 が、ずらずらと出てきた。どうやらこの設定は正しくないらしい。学校の図書館で見つけた『図解でわかるPC-UNIX』という本を読んでみるとハードウェアについてもいろいろ書かれていた。グラフィックカードの一覧から選択してうまくいかないのであれば「詳細設定」で一つ一つ自分で設定するしかない。そのためにはチップセットの名称を調べる必要がある。(というか、これはインストール前に調べておかなくてはならんもんなのだが。。)Windowsのデバイスマネージャを見ても結局僕にはよく分からなかったので何とかほかに手はないかと調べてみると、SuperProbeというコマンドで、うまくいけばそれらについて知ることができるらしい。しかし、このコマンドは失敗することもあるらしく、時にはハングアップしたりするようだ。ダメでもともと。試してみると、、、Could not identify any video.と表示されまたしても失敗。とことん苦労させてくれる僕のPC-98なのでした。ひろさんという方のページでいろいろ助言をいただいたり、あれを試しこれを試ししたがどうもうまくいかず、そして、例の友人H.Mに電話をかけてみた。すると彼は僕のPC-98に乗っているチップセットの名称を調べて教えてくれた。Crirrs Logic GD 5440。そして気がついた。 なにが問題だったのか(僕自身?)。このLinuxをインストールしたときのXサーバの選択でValuestarと書いてあるものを選んだのが苦難の始まりだった。(このサーバはXF98_TGUIというもの) XF98Setupのカード設定の詳細設定でチップセットの項目を見てみるとXF98_TGUIでは対応していないことがわかったのだ。それで他のサーバを見てみるとXF98_NEVNECでは対応していることがわかった。そしてそれをインストールしてもう一度セットアップしたところ、めでたく成功したというわけ。やっとXが動いたー。Xの画面が出たときは本当にうれしくて感無量だった。ほんとうれしかった(T_T)。それにしても無知って恐い、、、。 |
執筆 10/30//99 |