0. はじめに
これは Mac OS X 10.3 Panther に Fink をインストールした際のメモです。
マニュアルというよりドキュメントなので内容の保証はできません。
1. 下準備
Panther の CD の Mac OS X Developer Tools から以下のパッケージをインストール。- X11 for Mac OS X
- X11 for Mac OS X SDK
2. Fink のインストール
Fink の Official からパッケージをダウンロードしてインストール。- Fink 0.7.0 Binary Installer - 16339 KB (2004/05/12 現在)
- 10.2 の場合は Fink 0.6.3
- 10.1 の場合は Fink 0.4.1
3. 初期設定
時々 root 権限で行う部分がある。その際は自動で sudo が実行されるのでパスワードを正しく入力する事。
3.1 シェル設定ファイルの変更
各シェル設定ファイルに以下の行を追加。- .bashrc
source /sw/bin/init.sh - .cshrc
source /sw/bin/init.csh
3.2 動作の確認
$ fink listパッケージのリストが大量に出てきたら OK。
3.3 プログラムリストの更新
Fink 自身の upgade は以下のコマンドを入力する事で行える。
$ fink selfupdate
バージョンの管理に cvs と rsync を使えるが
今回は cvs で行うことにする。
詳細は /sw/etc/fink.conf を参照する事。
いくつか尋ねられるがすべてデフォルトでOK。
ただし、メッセージをよく読むこと。
初めて行う場合、数十分かかる。
リストが更新されていく様子をしばらく眺めていると
途中でこんなメッセージが出てくる。
以下、自分が答えた部分だけ抜粋。
後で再設定できるだろうと思い、ここでは日本のftpサーバを中心に選択した。
3.4 トラブルシューティング
dpkg の解凍で以下のエラーが出た。
Segmentation fault色々調査した結果、どうやら fink の tar が使えない らしい事が解った。
$ sudo mv /sw/bin/tar /sw/bin/tar_rottenで、もう一度 更新をやり直したらうまくいった。
$ fink selfupdate4. おまけ
Fink の設定ファイルは /sw/etc/fink.conf にある。
近くの ftp サーバにパッケージがミラーされていれば
そちらに変更しておくと快適になる。