大正四年 農学実科応援歌 第一の歌 1. ここ大正四つの春 北斗の空に風立ちて 剣は光将は走せ 貔貅交々振ひ立つ 2. 修羅の巷のただ中に 桃色の雄旗飜へる 健児一百血は湧きて いざ中原の此一挙 3. 月の桂の冠りは 期して我等の胸にあり 雄飛一激攻め立てて かの群衆を凌駕せん 第二の歌 1. 北海の空ねむりて 石狩の原春静か 手稲の夕べ雨白く 男児の夢の醒むる時 一陣の風狂ひ來て ここに乱るるああ戦争 2. そら舞ひのぼる蛟竜の 山を震はせ海を干ん 抜山の勇蓋世の気 颶風の翼身に纏ひ 栄誉の戦こころみて 盡きせぬ生命讃へばや