平成三十年度寮歌 広がりし海原に 樋浦一希君 作歌・作曲 (2,5 繰り返しなし) 1. 春あけぼのの夢に見て カムイの声に導かれ 舟をこぎいで流れ来ぬ 北都夜明けの金字塔 広がりし草原に ひとりたち はるかなる大雪の山 のぞみみん 2. 夏宵闇の緑風に 森が葉音を雨ときき 楡の木立をさまよえば 紅はゆる山小屋ひとつ 広がりし高原に ひとりたち はるかなる天空の星 身に浴びん 3. 秋夕暮れの鹿の声に 恵みの季節は過ぎゆきて 入日の茜に涙する 冬音せまりき危機焦燥 広がりし牧野に ひとりたち はるかなるシベリアの風 気も霧散す 4. 冬つとめてのゆめうつつ かそかに遠く銀狼の咆哮 凍てつく寒さに身を起こし 胸に秘めたる青写真 広がりし雪原に ひとりたち はるかなる白雲の頂 旅に追ふ 5. 今祭日の猛き火よ 寒風蒼碧を貫かん 大地を揺るがして嵐おこる 新風破天の新時代 広がりし蝦夷に 寮友は和し はるかなる先代の魂 解き放つ