昭和十七年大東亜戦争頌歌 あますなく拓きゆく道 切替辰哉君 作歌 池田政晴君 作曲 (1,7 繰り返しなし) 1. あますなく拓きゆく道 天雲の向伏す極み 地の涯ゆ、征かむ御楯と 大詔もち、我等日の族 源泉のごと湧きたたむ 誇らかに諸声に血潮流さむ 2. 悠久の天詔琴 今ぞ時、轟き赴きぬ 高光り剣を植ゑて 荒魂の魂にぞ生きむ 遷るべく遷る亜細亜の 峻しかる大いなる 秋に生れし 3. どよめきぬ祖霊の行 六合に頸く漲ぎり 天津日は紅燃ゆる 南方圏の洋路遙けく 秀麗しき創成の神意 重く負ふに務めして 生命たぎちむ 4. 欣求の宇宙蝕変満つも 東亜の空、復円光らん 斯くせずばやまぬ宿命と 十億の健剛を禱みて 国挙り歩みゆくなり 熱涙もて仰がなむ 黎明の幸星 5. 帰るなき発程に起つ 眸澄める我等若人 皇国の道に挺身まん 諸共に雄叫びすれば 叫び和す新潮の声 抒情清か、白鳥の 海図に夢む 6. 厳かの時の流れに 新しき力よ躍れ 鮮けき翳りの中に 新しき叫よ挙がれ 胸臆朗ら、身を透けて佇つ 揺ぎなく、鍛へして 先駆に埋めん 7. ここぞ茲、いかで忘れむ 日に若き、恵迪の児よ たどり得し道の感喜 溢れつつ、ほの認めけむ 仰ぎ見る銀漢のほとり 真実もて、弥生ひに 継ぎて行かなむ