昭和三十八年度寮歌 凋落正に秋深し 諏訪正明君 作歌 宮田睦彦君 作曲 (1,2,3,4 繰り返しなし) 1. 楡が木の葉の秋風に 吹かれて落つる芝草に 佇む男子の胸の中 散りしく落葉の数知れず 凋落正に秋深し 2. 仄青白き月影の 銀杏並木の夜歩きは 小さき鳥の乱れ飛び 路面覆える金色に 憂愁正に秋深し 3. 寮が窓越し蔦の葉も 黄色く紅く色づきて 梢を揺する秋風に 鳴るは心のため息か 寂寥正に秋深し 4. ゆえだもあらぬこの悩み 心の底に滲み入りて ぬぐいも切れずただ涙 流れ落ちては地に吸われ 懊悩正に秋深し