昭和四十三年寮歌 樹梢霧海に 新橋登君 作歌 佐藤菊男君 作曲 (1,4,転句 繰り返しなし) 1. 樹梢霧海に消え入りて 北溟牙城の夏の宵 難攻不落を誇りしも 時凋衰の風強し 2. 伝統の石に佇みて 古昔の意気に涙する 秋の今宵の宴にも 貧交行の風寒し 転句. 楡陵の二春に宿せる白露の 生命短命にして吉しとする さにあらば吾等が友よ 久遠なる星に 崇厳に大志を告げるべく 今高らかに誓いけん 3. 白雪深き北国に 迪をたずねる旅人よ 朔風如何に荒吹とも 真理の郷は遠からじ 4. いざ寮友ようたわなん あすの生命を闘うと 万花乱るる春の日に 高遠き大望を目指さんや