撮影マニュアル

最終更新 : 2006-03-27 森川靖大  <<  作成 : 2002-08-05 山田由貴子

このページでは撮影機材の設置, 配線, 撮影までの手順をまとめます.
  1. 撮影機材の開封
  2. 撮影機材の設置
  3. エンコード機の準備
  4. 撮影開始
  5. 撮影中の作業
  6. 撮影の停止
  7. 撮影後の作業

1. 撮影機材の開封

2. 撮影機材の設置

2.1 配線図

以下の図のように配線する. 配線後はコードを布テープで固定する.. (ソースはこちら (Adobe Illustrator 形式))

FDEPS 2006 では林, 倉本機材を以下のように割り当てる.

Video Camera 1 号機 (スライド) 倉本機材ビデオカメラ 1
Video Camera 2 号機 (講演者) 倉本機材ビデオカメラ 2
Video Camera 3 号機 (予備) 林機材ビデオカメラ
エンコーダ PC 1 号機 (スライド) 林機材エンコーダ nishin
エンコーダ PC 2 号機 (講演者) 倉本機材エンコーダ mosir
ミキサー 倉本機材ミキサー
Wireless マイク 倉本機材 Wireless マイク
ガンマイク, 卓上マイク 林, 倉本機材の両方を使用. どのマイクを何処で使用するかは 当日 (または前日) の設営時に臨機応変に決める.

2.2 Web 資料の完成図

完成する講演資料の概観は 平成16年度 森羅万象学校 MOSIRの仕事とは? と同様になります.

森羅万象学校ではエンコーダ PC が1つだったため, 講演者ビデオのみリアルタイムエンコードし, スライドのビデオはセミナー終了後にエンコードしましたが, 今回は両方のビデオをリアルタイムエンコードします.

2.3 機材の設置

以下の順番で機材を設置する. 詳しい方法はリンク先を参照のこと. (手抜きでリンクとリンク先の内容とが完全に一致してません).

3. エンコード機の準備

以下では, エンコーダ PC を用い, ビデオカメラで撮影した画像を リアルタイムでエンコードし, Real Media ファイルを作成する 方法を記す.

今回は 2 台のエンコーダ PC を用い, 2 種類のビデオの同時エンコードを 行う. 異なるのは以下の点である. 詳細はその下の手順を参照せよ.


  • 電源を入れ, ログインする.
  • HelixProducer Plus を起動. HelixProducer を起動する前に, デジタルビデオの電源を入れておくこと.
  • もしも既に Job ファイル ( FDEPS_2006_spr.rpjf ) が用意されているのならば, 上部メニュー左の [File] - [Open Job] を選択し, その Job ファイルを選択する.
  • ※ この「Job」とは商用版である Helix Producer Plus には存在する機能で, 下記で設定する Device や Audience, Clip Information や出力ファイルの設定を保存しておくことができる. 特に Audience の [Resize video to] などは毎回手で入力するのが面倒なので利用すると便利だろう. Job を保存する際には, 下記の設定を終了した後, [File] - [Save Job As] でファイル名を指定して Job を保存すると良いだろう. なお, この機能を利用しなくとも撮影は可能である.
  • キャプチャーしたファイルを保存するディレクトリ及び 保存するファイル名を決定する.
    • 画面右下の [RealOne マーク] (Add File Destination) とメッセージがでてるボタン をクリックする. すると, ファイル保存のウィンドウが出てくる.
  • ファイルは マイドキュメント 以下の フォルダ (例: RealMedia) に保存する.
    • 前回のセミナーのものが残っていたら, バックアップせねばならない特別の理由が無い限りは, 消去してしまうこと.
  • ファイル名の凡例は 『セミナー名_<西暦>_<月>_<日>_<時>_<分>_<ビデオ種別>.rm』 である. 月日は撮影日, 時分は撮影開始時間である. ビデオ種別とは講演者 (pで表記. person の略) または スライド (sで表記. slide の略) の区別である.
    FDEPS 2006 の場合には FDEPS_2006_03_28_09_00_s.rmFDEPS_2006_03_30_14_45_p.rm のようにすること
  • [Device] ボタンを選択し, 利用するサウンドカードおよびビデオカードを選択する.
  • スライドビデオ (PC1)
    • 音声(Audios) には 『None』 を選択する. 音声無しで作成するためである.
    • 映像(Video) には 『Microsoft DV Camera and VCR』 を選択する. これはデジカメを指す.
  • 講演者ビデオ (PC2)
    • 音声(Audios) には 『EDIROL UA-5』 を選択する. これはミキサーデバイスを指す.
    • 映像(Video) には 『Microsoft DV Camera and VCR』 を選択する. これはデジカメを指す.
  • 確認
    • [PC1, PC2 両方] 左図のように左側の画面にビデオカメラで撮影中の 画像が映ることを確認.
    • [PC2 のみ] 左図のように最も左側の音声バーが, 音声に対して 反応することを確認.
  • Window 真中あたりの [Audience] を押し, サポートする回線速度他諸々の設定を選択する. 以下のとおり変更後, その Window を閉じるだけで 設定は反映される.
  • [スライドビデオ (PC1) ]
    • サポートする回線速度は以下の 3 つ
      • 『56K Dial-up』
      • 『128k Dual ISDN 』
      • 『256k DSN or Cable』
    • 画像サイズはデフォルトのまま 『720 x 480
  • [講演者ビデオ (PC2) ]
    • [Encoding Settings] の [Audio mode] は 『Voice』を選択
    • [Encoding Settings] の [Video codec] は 『RealVideo 9』を選択
    • サポートする回線速度は以下の 3 つ
      • 『56K Dial-up』
      • 『128k Dual ISDN 』
      • 『256k DSN or Cable』
    • [Resize video to] にチェックをつけて, 画像サイズを変更
      • 画面サイズは以下に設定.
        • 360 x 240
        ビデオ入力を切り替えるとデフォルトに 戻されてしまうので再度設定する事!!
  • [Clip Information]を選択し, タイトル, 作者, 著作情報を記入する.
    • タイトル(Title) の凡例は 『<講演者姓> Lecture <日付> <時間> -- 』と入力する.
      FDEPS 2006 の場合: Lindzen Lecture 2006/03/21 15:00 --
    • 講演者(Author)は 『<姓> <名>』 と入力. なお, 姓は大文字で, 名は頭文字だけ大文字で入力すること.
      FDEPS 2006 の場合: Richard S. Lindzen
    • コピーライトは『 (C) GFD Dennou Club <西暦>』 と入力する.
      FDEPS 2006 の場合: (C) GFD Dennou Club 2006
  • 最後に, 設定を保存するため, 以前に開いた Job ファイル ( FDEPS_2006_spr.rpjf ) 上書きする. 上部メニュー左の [File] - [Save Job As ...] を選択し, 同名の FDEPS_2006_spr.rpjf で上書き保存する.

4. 撮影開始

撮影の際には担当者を決めて作業を分担する. 撮影時の役割分担 を参照せよ.

タイミングファイル作成に関しては タイミングファイルの作成マニュアル を参照せよ.

DV テープの撮影モードは LP モード (120 分撮影可能) にすること


  • [講演開始直前に、(多少早め)]
    DV テープへの録画を開始する.

    Video Camera 1Video Camera 2との タイミングの同期はあまり気にしなくて良い.

    • パンハンドルのあるものは, 左写真のように パンハンドルの「スタート/ストップボタン」 をおす.

    • パンハンドルが無い or 使えない場合には, DV カメラ本体の「スタート/ストップボタン」を押す.
  • [講演開始 (Just)]
    • [Encode] を押して録画を開始.
    • PC 1PC 2との タイミングを同じにしておいた方が後の編集が 楽になるので 同時にエンコードを開始 すること.
      (※ マシンごとのエンコード開始までのオーバーヘッドは どうしても異なるので, 完全に同時にエンコードを 始めることは出来ないことに留意しておくこと).
    • 左が録画映像, 右がエンコードされた映像である.

5. 撮影中の作業

5.1 カメラワーク

5.2 音量調整 (ミキサーで)

5.3 音量の設定 (Helix Producer で)

a. 大まかな音量の調整


  • [Setting] → [Audio Device] → [Recording Mixer] 選択.



  • [録音コントロール] → [マイク]の音量を調整する.

    『Audio Level』が赤いメータまで上がると音が割れるので, レベルを上げ過ぎないように注意.

b. 細かな音量の調整


  • [Setting] → [Show Audio Gein Control] 選択.

  • ゲインを調整する.

    『Audio Level』が赤いメータまで上がると音が割れるので, レベルを上げ過ぎないように注意.

6. 撮影の停止

  • 撮影を終了する場合には [Stop] ボタンを押す.
  • スタートに比べれば重要ではないが, 一応 PC 1PC 2との タイミングを同じにしておこう.

7. 撮影後の作業


  • ラベリングする.
    • 左の 2 図のように, テープとそのケースの両方に.
    • 内容は, セミナー名, 日付(2006/**/**), 時間(**:**--**:**), 講演者名, ビデオの種別 (スライド or 講演者), ビデオの巻数 である. 以下はその例
      FDEPS 2006/03/28 15:00 - 17:00
      R. S. Lindzen [スライド] (4)
      FDEPS 2006/03/30 09:00 - 10:30
      R. S. Lindzen [講演者] (10)
  • テープのツメを「SAVE」モードにし, 間違って上書き録画しないようにする.

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