地球と月の元素存在度の比較



縦軸の数値は各元素の地球または月における存在度を、それぞれ宇宙存在度で割った値を表す。ここで宇宙存在度とは、太陽系の平均元素組成を言い、水素、希ガス元素(ヘリウム、ネオンなど)、炭素、窒素、酸素の蒸発しやすい元素については太陽大気、その他の元素については始源的いん石(CIコンドライト)の組成から推定されている。
緑で囲んだ部分は揮発性元素を、ピンクで囲んだ部分は鉄および親鉄性元素を表しており、いずれも月の値は地球よりも低い。つまり、月は地球に比べてカラカラに乾いていて、カスカスに軽いのである。