新生 eudy システム再構築日誌
これまでハードディスク 2GbyteでやりくりしていたノートPC "eudy" の
ハードディスクを 8.1Gbyte に交換しました.
使用してきた OS は Debian GNU Linux です.
今回も同様の OS をインストールしましたが,
ハードディスクに余裕が出来たので一部Windows用の領域を作り
マルチブートにしました.
○お品書き
0, 下準備
0.1 旧システムのバックアップ
0.2 ハードディスクの交換
0.3 BIOS の設定
1, Linux のインストール
2, Win のインストール
3, Linux と windows の共存
○レシピ
0, 下準備
0.1 旧システムのバックアップ
以下のものを一時的に他のマシンに保存.
・ ホームディレクトリ以下のファイル達
・ それまで使用していたシステムの設定ファイル群
・ 忘れがちだが"かんな"の辞書ファイル
私のシステムでは /var/lib/canna/dic/user/userneme/*
・ 愛用のドットファイル達など.
0.2 ハードディスクの交換
参考資料 :ハードディスク付属説明書
:ノートPC取扱説明書
注意点 :冬場で乾燥しているので静電気に注意!!
まず金属に触れて帯電を落しときましょ.
準備するもの
: プラスドライバ
: ちょっとばかりの気合いと
今までのシステムと別れる勇気
・ノートPCの電源まわりを一通り外す (ACアダプタ, 内蔵バッテリ).
・裏蓋をあけハードディスクユニット
(ハードディスク本体と固定用のカバー) を引き抜く
・古いハードディスクを固定用カバーから外し
代わりに新たなハードディスクを取り付ける.
・もとの位置に取り付け蓋をして完了.
思った以上に簡単な作業でした.
0.3 BIOS の設定
CD-ROM をつかってインストール出来るように変更
・ 電源投入後 を押して BIOS Setup Utility を起動
・ Main → BootSequence で以下の順に変更
CD ROM Frive
Diskette Drive
Hard Drive
・ F10> Save and Exit
○ Linux のインストール
1, Linux のインストール
1.0 使用メディア
今回は御手軽だと周囲から好評なので
『でびまる GNU/Linux インストール CD-ROM』
(Linux Japan 10 月号 付録 CD-ROM)
をしようしました.
1.1 CD-ROM を用いたインストール
下準備が整ったらインストール CD-ROM を入れて起動
・ boot の表示に対し → Enter
・ カラーの選択 → もちろんカラー♪
・ リリースノート → 感謝感謝
・ キーボード選択 → qwerty/jp106 : Japan
・ ディスクの選択 → /dev/hda
・ cfdisk でディスクパーティションを切る
Name Flags Part Type FS Type [Label] Size(MB)
hda1 Primary Win95 FAT16(LBA) 2000.29
hda2 Primary Win95 FAT16(LBA) 996.22
hda5 Logical Linux swap 196.11
hda6 boot Logical Linux / 1498.25
hda7 Logical Linux /home 3122.01
hda1 は Windouws NT を入れることも想定し FAT16
hda2 は Windouws, Linux でフローズしたファイルの置場とする予定
したがってどちらからでもアクセスできる FAT16
hda6,7 Linux の システムとホームは切り分けたい
+- 追記 (1999/12/11) -----------------------------------------+
| windows との共存を測ろうとしたところルートシステムは |
| Primary にしておいた方がよさそうな (inode が変更される??) |
| ので変更 |
| |
| Name Flags Part Type FS Type [Label] Size(MB)|
| hda1 Primary Win95 FAT16(LBA) 2000.29 |
| hda2 Primary Win95 FAT16(LBA) 996.22 |
| hda4 boot Primary Linux / 1498.25 |
| hda5 Logical Linux swap 196.11 |
| hda6 Logical Linux /home 3122.01 |
| |
+-------------------------------------------------------------+
パーティション情報を write したのち quit
・ スワップパーティションの初期化 → hda5
・ Linux パーテションの初期化 → hda6 を /
→ hda7 を /home
に選択
・カーネルとモジュールのインストール
インストールメディア : CD-ROM drive
デバイス名 : /dev/hdc : ATAPI(IDE) first drive on
the secondary controller
・ デバイスドライバモジュールの設定
fs → vfat を追加
・ ネットワークの設定
-ホスト名の入力 → eudy ♪
-ネットワークの使用 → もちろん yes (^^)
-ドメインの入力 → ep.sci.hokudai.ac.jp
-IP アドレスの入力 → ないしょ
-netmask の入力 → ないしょ
-broadcast の選択 → デフォルトのもので O.K.
-Gateway の選択 → これまたデフォルトで O.K.
-DNS の選択 → 他のシステムがDNS
幾つかの DNS サーバを記入
・ 基本システムのインストール
インストールメディア : CD-ROM drive
デバイス名 : /dev/hdc : ATAPI(IDE) first drive on
the secondary controller
・ 基本システムの設定
Time zones : Japan
GMT セット : no
(ハードウエアクロックがローカルであったため)
・ ハードディスク上にブートディレクトリを作成
・ マスターブートレコードの書き込み.
linux をデフォルトで起動するよう選択.
(ここで hda3 を使う)
・ ブートフロッピーの作成
・ システムのリブート
フロッピーを取り出し (CD-ROM は入れたまま)→ yes !!
※ BIOS を元に戻す
Main → BootSequence で以下の順に変更
Diskette Drive
CD ROM Frive
Hard Drive
・ ルートパスワード決定
・ 一般アカウント作成
・ パッケージの選択 → Desktop
ここで噂どうり勝手に必要そうなパッケージを入れてくれる
ちょっと気持悪い気がしないでもないけれど…
ひたすら待つべし (頑張れ eudy!!)
以上で一通り終了
・ ネットワークに接続
・ キーバインドを変更
/etc/kbd/default.map.gz
を編集し Caps Lock とCtrl を入れ換える.
・ 不要なパッケージをアンインストール
インストール終了後に不必要なサービスをアンインストールする.
xbase, xdm, gpm
ppp, pppconfig, ppp-pam
rstart, rstartd
ae
こまかな環境を整える前に Windows との共存を
先に確立することにきめる.
参考: すぎやま こういちろう ドキュメント
http://red.ep.sci.hokudai.ac.jp/~sugiyama/mebius/install.html
2, windows のインストール
参考資料:Win98 ファーストステップアップガイド (ほとんど見ないケド)
起動用フロッピーとCD-ROMを入れ, 後はただただ言われるがままに進行.
途中起動用ディスクとしてフロッピー2枚必要.
3, Linux と windows の共存
・ windows を終了し Linux boot フロッピーを用いて起動.
ルートになって
/etc/lilo.conf
に < のついた行を書き加えた
boot=/dev/hda3
root=/dev/hda6
install=/boot/boot.b
map=/boot/map
vga=normal
delay=20
prompt <
image=/vmlinuz
label=Linux
read-only
other=/dev/hda1 <
labal=win98 <
・ # liloconfig を実行
・ # lilo を実行
これで O.K. のはず \(^^)/。
履歴 1999/12/10 やまだ まなぶ
履歴 1999/12/12 やまだ まなぶ
(windows との共存に難ありでディスクパーテションを修正)